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南伝干満


 3/29、満を持して、家族そろって早川町へ入りました。ひとまず、日本上流文化研究所事務所のある交流促進センター2階で仮住まいです。ここは学生のときに何度も寝泊まりした場所。こういう形で戻ってくるなんて、なんだか感慨深いものです。
 全員で改修途中の新居を見に行って、ひとしきり盛り上がったあとは、帰りの道すがら、長い道中の疲れを癒しに、町営温泉『湯島の湯』で汗を流すことにしました。

 『湯島の湯』は、かんまん部屋の改修をデザインから現場監修に至るまで、トータルコーディネートしてくれたかめ設計室のHさんが手がけた建築です。この施設が竣工したばかりの頃、実は、まだ学生だった(わ)を連れて、二人で入りに来たことがあります。(わ)はその次の早川町体験で移住を決めたのですから、大したものだと思います。
 かんまん部屋で過ごした時間によるものか、農業に従事した経験からか、はたまた単純に歳を取ったからなのか、この建築が実に愛らしい。湯が湧き、流れ、溜まる。この湯に長く浸りながら、セオリーって大事だ、としみじみ思っていました。十数年前には感じられなかった味わいが(わ)にもあったようで、営業時間ぎりぎりになって出てくるなり、「なんかすごいよかったね」と話しかけてきました。



 引っ越しサービス業者が荷物を引き取りに来たのは、3/23のこと。すっからかんになっても、かんまん部屋には相変わらず〝らしさ〟があって、(わ)と二人、「なんか、あんまり変わらないね」と、顔を見合わせて笑いました。
 明浜からの出発はその翌日。さすがに布団も送り出してしまったこの場所では過ごせないので、この日の晩は一家で『きゃんぱ』に宿泊。隣の棟には、正月を一緒に過ごしたM家族が日程を合わせて泊ってくれて、そこへこの一年間、本当に多くの時間を共に過ごしたK家族が合流。どちらの家族も、僕たちが大いに刺激を受けた人たちです。
 さらに夕食どきには、保育所のママ友たちが子どもたちを連れて駆けつけてくれて、明浜暮らしの最後の夜は、賑やかで思い出深いものとなりました。朝には、本当に仲の良かったH夫妻に、お世話になったUさん、そしてHさんも来てくれて、感激です。
 
 修了式を終えた(う)を小学校まで迎えに行き、通学バスが出払って、一人残ったこの子を見送りに、お世話になった先生方や職員の皆さんが外へ出てきてくれました。みんなが手を振って見送る姿がバックミラーに写って、目頭が熱くなる。いろんな思いがこみ上げてきます。
 それまで所有していた車を売り払って手に入れた、平成10年式のハイゼットデッキバンに全員で乗り込んで向かった先は、徳島。3/25出港のフェリーで東京へ向かうまでの時間を、T家族とともに過ごします。


 
 この2日間は、フラフラになるまで、本当によく飲み、語りました。徳島港からフェリーで東京港に入り、そこから数日間は、東京で過ごしました。親戚たちと家族そろって対面するのも久しぶりです。ゆったりとした時間を過ごさせてもらい、僕も(わ)も、心身の疲弊と栄養のバランスを取り戻すことができました。この温もりはありがたかった。
 思い返せば、このあいだ早川町から東京経由で明浜に戻ってから、2週間も経っていないんだぁ。というより、1月末頃から本格化した、友人Mの今治市議選チャレンジの応援に入ってから、頭も体もずっとフル稼働だった。
 
 新しい暮らしが、確かに始まろうとしています。
 海辺の村から水源近くの集落まで、居住地が一気に駆け上がることにも、きっと何か意味があるのだろう。たくさんのつながりと、思い出と、この身に宿ったこの経験をすべてそのまんまに、さあ行こう。まちつくり載せて、どこまでも!
 
 
(ゆ)
| なんち屋 | comments (1) | trackback (0) |
上原―ご無沙汰!

もしよかったらこちらのメールに一回連絡くださいましよ。

よろぴく
| いわた | EMAIL | URL | 2017/05/04 12:30 PM | tCerQmkI |


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