2016,11,09, Wednesday
![]() 写真では分かりにくいですが、手を伸ばしても 届かない、少し高い天井くらいまで積みあがっている このところは連日のように、石垣の修復作業に取り掛かっています。やっているのは2年前の春にレモンを植え付けたところで、この園地の半分くらいは、しばらく耕作放棄されていて、ジャングルのようになっていたところを切り開きました。 この範囲の石垣に、崩れやすくなっていたり、実際に崩れていたりしている箇所がたくさんあります。作業は半日、それも午前中のみと決めて、一つひとつ直していっています。 ![]() ピクニック隊がやってきた! さあ、気をつけて登ってよ その中でも、一番大掛かりな修復が必要だった箇所が、この日とうとう終わりました。雑木の根が張り出して膨らんでいた石垣が、昨年、雨が続いた時期に大幅に崩れていたのですが、直すためのまとまった時間がなかなか取れずにいたのです。 雪崩れた土砂の山から、まずは石を取り出して仕分けます。さらに、修復が必要な範囲を見定めて、今度は人為的に石垣を崩して、再度、石の仕分け。これだけで一日近くかかります。 週末には石垣修復に関心を持っていたYくんが手伝いに来てくれて、おかげでかなりはかどりました。このときはYくんの家族とうちの家族で、この園地での段畑ピクニックも同時開催。海や集落、そこへ続く段々畑の重なりを眺めながら食べるおにぎりは、美味しかったなぁ。 ![]() Yくんに、石積みのポイントをレクチャー ![]() 大分積みあがってきた ![]() ピクニック隊は思い思いの場所で過ごしている ![]() 思い思いの場所で 積み上げる石の量もさることながら、石階段付きの石垣修復は初めて。この石垣がいつ築かれ、そのあと何度人の手が加えられたのか、もちろん知りません。その当時、何が栽培されていたのか、石組みの意図や、それが上手くいっていたのか、どうなのか。 この、あてずっぽうに思いを巡らすのが、好きです。決して鼻歌唄いながらできる作業ではないのですが、楽しくて仕方ありません。仕方がないくらいに楽しいのだけど、仕上がりがさほど気がかりでないのが自分でも不思議で、「次に直すときは・・・」なんてことを考えていたりする。いや、そんな程度の耐久性では、話にならないのだけれども。 ![]() 作業チームは切りの好いところまで進めて、遅れて合流。子どもたちは とっくにおにぎりを食べ終わり、其処此処を遊びまわっている ![]() 遊ぶ様子を眺める、ちょっぴりお疲れのオトコたち これほど大掛かりではないですが、あと何箇所か、直したいところがあります。ちょっと難しそうなところも。 あともう少し、この場所で、この時間を楽しみます。 (ゆ) |
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
|
この記事へのトラックバック受付は終了しています。
トラックバック
|