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秋祭り2016

今年はじめて、秋祭りの役を担った(う)と記念撮影。4時起きで、頑張ったね


 秋祭りは、この年は再度、牛鬼組に入れてもらうことになりました。



御霊移しの前にお宮に参上する牛鬼組


かい(竹笛)の音は、神妙な空気を醸し出す


 それほど強くはなりませんでしたが、本番のこの日は、一日雨が降り続きました。「朝5時まで土砂降りだったとか、オカエリ(御神体の宮入り)が済んだら降り出したとか、そういうのはあったけど、こんな天気はオラも経験が無ぇなぁ」と、80歳過ぎの生え抜きジイやんさえ驚くほど、珍しいことなんです。それだけに、20数年、この秋祭りを追い続けている写真家のGさんは、貴重な場面に出会えると喜んでいましたが。
 可笑しいのは、地元の人がみんな、「春日様(春日神社に親しみと敬意を込めて、祭りのときはこう呼ぶ人が多い)はエライけん、もう止むけんな」と信じ切って、雨の日を想定した準備を全くしていないこと。これだから、、、とトホホ笑いすることなかれ。これだからこそ、この祭りが残ったのかもしれません。


雨が降ったので、太神楽は公民館前の屋根の下で


一列に並んで、子どもたちが真剣な眼差しで見つめるものは


待ち時間のテレビ番組だった


よんちゃんと記念撮影


 かんまん部屋では、この年も(わ)たちがごるぽっこ式でお出迎え。3家族が持ち寄りでメニューを揃えます。
 これまでとちょっと違うのは、それぞれの子どもが大きくなって、祭りの役を担い始めていること。(う)とSちゃんが午後からの練りに備えるべく、親も同行しなければならなくなりました。お出迎えの後にのんびりと、1年を振り返っていろいろおしゃべりするのが定番となっていたようですが、今回はそれが叶いません。


この年のメニューです


囲炉裏テーブルに並べます


秋祭りは大人の社交の場でもあるから、役のない子どもたちの
居場所も、結構少ないものなんです



お品書きを、ちょっと修正~


午後のてんとん(太神楽)の様子


 僕たちのような夫婦そろって移住者という家族は、子守りをじいちゃん・ばあちゃんに頼ることができません。神輿も牛鬼も、移住者が担ぎ手として定着してきており、オトコたちは一日中出はらっています。ごるぽっこ式のお出迎えは、特に女性たちがこのハレの日を気持ちよく過ごすために、助け合いを兼ねて始めたことでもあります。
 そういった家族の子どもが、練りの継続において欠かせない存在になりつつある。これは思いのほか大きな課題を孕んでいるのだと思います。もう何年もしないうちに、表出してくることでしょう。さて、どうするか。


宵祭りは独特の雰囲気。今年は雨だったので、本殿にて


宵祭りの雰囲気を楽しむ


 前の年は、沖縄の祖母が亡くなったため何の役も担わずに過ごしたのですが、外から見る祭りを経験したことは、よかった。牛鬼に対する心構えも、ちょっと変わりました。
 この年は、本番3週間前になって頭(カシラ)が大けがをして交代になるというトラブルもありました。特に午後になると、毛や竹籠に雨水が浸み込んだのか、牛鬼はとても重かった。そんな中でも、お客さんは楽しんでくれたようです。けが人も出ず、無事、オカエリまで済んで、本当によかった。


牛鬼のカラダを仕上げるのは、本番未明に


暴れる牛鬼の一場面。神輿担きとの競り合い


何ということもなく楽しむ幼児たち。それでこそだ



(ゆ)
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