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2014,11,16, Sunday
 春にピクニックした菜の花畑で、この日曜日は秋のピクニックをすることにしました。 この時期の早生みかんの収穫がない僕は、ここに植えた苗木の手入れをおこないながら、弁当の到着を待ちます。そろそろお腹が空いてきたなぁ、そんな思いをめぐらし始めた頃、「ゆうきー！」と（う）と（す）の大声が、農道から聴こえてきました。  段畑を上って迎えに行くと、（わ）が弁当などの荷物を車から降ろしているところで、子どもたちが駆け寄ってきます。この日お預かりを任された近所のSちゃんも一緒。普段はおっちゃんやジイやんとしかすれ違わない農道ですが、がらりと活気にあふれた場所に変わります。 （ま）は抱っこして、慣れないSちゃんは手をつなぎ、すべりやすい土の斜面や石の階段を気をつけて下りていって、広めの石垣畑に飛び移ります。おにぎりって美味しいなぁ。陽ざしが強すぎることもなく、冷たい風が吹くこともない、ちょうどよい気候に恵まれた段畑にシートを広げて座り込む、こんな風にして生まれた空間は、なんて温かいのだろう。真っ青な海さえ温かい。ねぇ、純友さん、つい話しかけたくなる。  ごはんを食べて、デザートをとって、持ってきた絵本を読んで、僕は午前中に終わらなかった、残した仕事に取り掛かります。それが仕上がると、子どもたちもちょうど引き揚げどきを迎えていました。うん、なんでもかんでも、ちょうどよい。下りてきた道を、また同じ、みんなで戻っていきました。 （ゆ） |
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