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畳紙
 知らなかったのですが、畳紙と書いて「たとうがみ」と読むのだそうな。和服などを畳んでしまっておくための、折り目のついた厚い包み紙のことで、単に「たとう」とも言うのだとか。

 これを教えてくれたTさんは、僕の小学校1・2年のときの担任の先生。現在は退職して東京の大谷口というところで豆腐屋を営んでいて、もう8年も前のことになるのですが、一度訪ねていったことがあります。
 そのときが、もう十数年ぶりの再会。そしてこの日、それ以来の久しぶりの再会が出来ました。用事で来た松山から、わざわざ明浜を訪ねてきてくれたのです。


先生が持ってきた、たとう折りの和紙包み


 彼が子どもたちへのお土産に持ってきてくれたのが、たとう折りの和紙の包み。開いてみると、中に折り紙のひな人形が1対入っている。なんて素敵だろう。
 早速(わ)と一緒にレクチャーを受けて、この折り方を習います。「手紙を書くのもいいねー」などとおしゃべりしながら言われた通りにやっていきます。やっているつもりですが、そう簡単ではないのです。これまで、マスターできた人もいないのだとか。最後の仕上げが上手くいかず、きれいに畳めない。一つひとつの折り目の意味を理解して、丁寧にやらないと、文字通りしわ寄せが出来てしまう。僕は彼の前で2回、そして帰ってからさらに3回折り、子どもたちに教えてあげられる程度には、なんとか頭に入りました。でも、続けなければ、すぐ忘れてしまうでしょうね。


(わ)と僕の練習の数々


 Tさんの滞在は短いものでした。ですが、送迎の車中、みかん山の案内、そして昼食を一緒に取り、思い出話や近況を話し合っていると、僕はこの人に、相当な影響を受けていたことを実感します。そして、それがよかったなぁと思う。(う)や(す)も、同じ年頃の僕の話を聞いて、大喜びでした。

 お土産の包みを裏返すと、次のように書かれていました。

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折りびな(ORIBINA for Peace)
Abolition of Nuclear Weapons, Now!
Let there be no more Hiroshimas and no more Nagasakis
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 知り合った外国人にプレゼントすると大変喜ばれるのだそうで、このセットをせっせせっせと作っているのだとか。折り方を、忘れないわけです。


(ゆ)
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