2016,02,03, Wednesday
言い出したら聞かないから、というわけではないのですが、行きたいと言えば、なるべく連れていくようにしているもので、2日連続で(す)をみかん山に連れていきました。
とはいえ、両日とも(す)に手伝えることなどありません。春に苗木を植えるべく、古い樹をチェーンソーを使って伐採していく作業、そして伐採した枝を運びやすいように、草刈りをして園地を均しておく作業です。危ないので近寄らせることすらしません。小石などが飛ぶこともあるので、むしろ少し離れているように指示します。 あいつなら自分でどうにかするだろう。しかしながら、さてどんな風にして過ごすのか、作業は進めながらも、気になってチラチラ見てしまいます。 木登りをする。ああ、分かりやすい。 その場でくるくる回る。うんうん、分かる。子どもの定番だ。 ジャンバーを広げて、マント、あるいは羽のようにバタバタさせて行ったり来たりする。考えることと動くことが同時に起きているような感じです。なんか、声援を送りたくなります。 怖いのか、あまり遠くに行ってしまうようなこともないまま、ようやく身の回りのことに興味を持ち始めたようです。そこら辺に〝在るもの〟を見に行って、拾ったり運んだりし始めました。帰る頃には、夏に泥を上げて作った溝に、枝で作った橋が出来ていました。僕のためなんだとか。 お昼は、手間を省いて近所で外食。(す)にとっては、これも嬉しい。 (す)が作った溝の橋。 僕が小さいときには、近しい人がチェーンソーを使っているなんてことは無かったし、ましてや近くでそれを見ていることはおろか、そんな道具の存在も知らなかったかもしれません。しかも何時間も放っておかれるという状況さえ、記憶にありません。 〝○○の時間〟なんて名付けられたようなものではない、もう、いまの僕には想像もできないような子どもならではの時間を、帰る頃にはくたくたになるまで受け止めたようです。すっかり疲れ顔。その姿に、「子どもってすごいな!」と心が震えてしまいます。すごいんだなぁ。 積み上がった枝の森からひょっこり顔を出す。 また、一緒に行こうね。おつかれさん。 (ゆ) |
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