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ハルのお勉強 フーリェ変換

音声、画像認識に必要な知識としてフーリェ変換があります。
私も素人です、特に農学部出身なので数学に関してはちんぷんかんぷんで
素っ頓狂なことを書くと思いますが、一緒にフーリェ変換を勉強しましょう
小さな実験用プログラム(windows用)を載せましたので興味のある人
はダウンしてみてください。
フーリェ 学習プログラム ダウン

1)波について
複雑な波は単純な波の集合です。
1Hz,2Hz,3Hzの3つの波を足してみました。
3Hzは一秒間に波が三回あるということです。
f(t)=sin(θ)+sin(2θ)+sin(3θ)

実験プログラムを見てください。

「波の合成 周期変化」を起動してください

このプログラムで2つのことを勉強します。
目的

1. 波は単純な波が足されてできる。
2. 複雑な波は基本周波数の整数倍の波が足されている。

このプログラムでは周期を変化させることができます。
【up】周期を上げる 【do】周期を下げる
【波合成】3つの波を合成する。
f(t)=sin(θ)+sin(2θ)+sin(3θ)
2θと3θのところが変化します。
整数倍2,3...の時のみ複雑な波の周期と基本周期が一致します。
複雑な波の一番長い周期を「基本周期といい」、ここでは(1θ)
複雑な波は基本周期の整数倍になります。

θ,2θ,3θ でθが基本周期(プログラムのグラフィックをみてください。)
θは数学で角度ですが、波が伝わるには時間がかかるので時間tを用いて表します。
θ=wt(wは角速度といいますが定数だと思ってください。w=円周弧/半径)
f(t)=2sin(wt)+3sin(2wt)+1sin(3wt)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実際の複雑な波は原点からずれていて(このずれをa0とする。)、sin波とcos波の合計である。

以上から複雑な波は
f(t)=a0+a1.cos(1wt)+b1.sin(1wt)+a2.cos(2wt)+b2.sin(2wt)+.....+an.cos(nwt)+bn.sin(nwt)
この式はシグマを用い

となります。
これをフーリェ級数といいます。


周期が同じ波でも振幅が異なる波が合成されている場合音色が変わります。
これはカクテルでも中に含まれるお酒の量で味が変わるのと同じです。
たとえばアメリカン・レモネード

カクテル1 (赤ワイン80%、レモンジュース10%、シロップ10%)

カクテル2 (赤ワイン60%、レモンジュース20%、シロップ20%)

ここで、波の各成分の振幅を求めることが大切だということです。
a0,a1,b1,a2,b2,a3,b3.......an,bnを求めてみましょう
これをフーリェ変換といいます。
1Hz,2Hz,3Hzのsin,cos6つの波を足してみました。
f(t)=a0+a1.cos(1wt)+b1.sin(1wt)+a2.cos(2wt)+b2.sin(2wt)+a3.cos(3wt)+b3.sin(3wt)
振幅をそれぞれa0=8,a1=4,b1=3,a2=2,b2=1,a3=5,b3=6
ここにcos(wt)を掛けてみます。

実験プログラムを見てください。

「波の合成 振幅変化」を起動してください

a0を【up】上げる 【do】下げるをして【波合成】をしてください。
複雑な波が上下します。
それからa0,a1,b1,a2,b2を変化させ波の合成を観察して下さい。

次にa0を求めます。【a0を求める】をクリックして下さい。
ここでは各成分の波の面積を求めてみると
各波の面積は波ごとに表示されています。ここで正の波の面積
と負の波の面積を見て下さい。互いにうち消され、

a0掛ける時間のみが残ることがわかります。
a0は複雑な波f(t)の0からT(一周期)の面積割を求め時間Tで割る


次にa1を求めます。【a1を求める】をクリックして下さい。
a1を求めるには各波にcos1wtを掛けます。
ここでは各成分の波の面積を求めてみるとa1以外は互いにうち消され0となります。
各波の面積は波ごとに表示されていまから正の波の面積と負の波の面積を見て下さい。
上下が同じ筈です。
a1だけの面積が残ります。またこの面積からT/2で割ればa1が求まることがわかります。
同様にcos2wtを掛けてa2を求めて下さい。
【a2を求める】をクリックして下さい。
anは複雑な波f(t)にcosnwtを掛けて0からT(一周期)の面積
割を求め時間T/2で割る

次にb1を求めます。【b1を求める】をクリックして下さい。
b1を求めるには各波にsin1wtを掛けます。
ここでは各成分の波の面積を求めてみるとb1以外は互いにうち消され0となります。
各波の面積は波ごとに表示されていまから正の波の面積と負の波の面積を見て下さい。
上下が同じ筈です。

b1だけの面積が残ります。またこの面積からT/2で割ればb1が求まることがわかります。
同様にsin2wtを掛けてb2を求めて下さい。
【b2を求める】をクリックして下さい。
(1wntと2wntの1,2の整数倍(n)に注意して下さい。)
bnは複雑な波f(t)にsinnwtを掛けて0からT(一周期)の面積
割を求め時間T/2で割る


このようにcos、sinをかけ算して面積を求め周期で割ることにより

an,bnが求まります。
これをフーリェ展開といいます

(各波の振幅を求めること。)

次は 離散フーリェですが.....


つづく