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絵付け
 (う)はときどき甘えん坊になりたがります。甘えたがるというよりは、“甘えん坊”になりたい。

 生まれてからたった7年足らずのこの子の歩みは、僕たちから見てもなかなかの波乱続きです。インドで生まれヒジュラが現れ、日本へ帰国して東京へ一時滞在した後に明浜へ移住、たねっこ中退、小学校統合、狩浜地区からはたった一人の学童生活・・・。面倒見役の僕たちも、周りの人たちも、彼女に的確なアドバイスができる人はいないはず。
 そして僕たち自身の思い込みや戸惑いに、もっとも揺さぶられたのも、小さな体のこの子だったかもしれません。そんな中も、まことに健気だと、(わ)とよく話してきました。

 でも本当は、“甘えん坊”がいい。最近は露骨にそう漏らすことがあります。もうすぐ誕生日。お祝いも兼ねて、またそれも、よかろう。
 というわけで、土曜日は普段なら一緒に過ごすことが多いのですが、ちゃっかり(す)と(ま)を保育所へ預け、3人だけでお出かけすることにしました。行き先は砥部町陶芸創作館。絵付け体験で、オリジナルのカップや皿を作ろう! という企画です。
 家を出るなりルンルン。僕と(わ)と両側で手をつなぎ、跳び上がってそのままぶら下がったりして、このっ、甘えん坊め!


絵を描くことに夢中になっている時のこの子の集中力は、なかなかのものです。


出来上がり。緑の塗料は、焼き上がるときれいな青に変わる。


 車での移動中もずっとご機嫌の(う)。(す)や(ま)にさえぎられることもなく、目いっぱいおしゃべりします。話したいことを、話したいだけ。そうこうしているうちに、あっという間に、さあ、着いたよ。
 たくさん並んだ、さまざまな形の器から、好きなものを選んで描き込みます。筆はなかなか上手い具合に動きません。悪戦苦闘しながらも、(う)は自分の皿を、僕と(わ)は自分のカップを描き上げました。嫉妬されないように(す)と(ま)の分も作りました。その場で焼くわけではないので、後日郵送してもらいます。さて、どんな仕上がりになるか。秋祭りに間に合ったらいいなぁ。


辛さを抑えたインドカレー、食べきりました。


 ランチはこの3人らしく、近くのインドカレー屋さんに。食べながら、3人だけの秘密会議もおこないました。
 この日の企画は、時間配分から何から何までバッチリで、5人で出かけたときには、こうは気楽に過せません。僕と(わ)としても、(う)の成長を実感する、感慨深い、特別な一日となりました。


ハマったのか、帰ってからも絵付けに取り掛かる。今度は風船に。
(ま)は足に描き込んでいます。



(ゆ)
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