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山ノ上ノ方ニハ魔モノガマチブセテイタ
「上原くんはあそこに畑はないんか?」
「ウチは尾根の向こっ側だけど、モノレールはそこから共同で一緒のを使わせてもらってます」
「レールぺしゃんこで使えんなっとるで」
「へ? 何で!?」

 朝になって、さっそく見に行ってみたら、驚いた。デッカイ岩が、国道のすぐ上の段に座っている。言われた通り、そのすぐ横の、運搬機のモノレールがぺっしゃんこになっています。
 見上げると、ひとつ上の段の大き目の樹が、裂け折れて枯れかかっていました。このルートで落ちてきたらしい。ぺっしゃんこになったところは、ちょうどモノレールの分岐点で、ここに当たらなかったら、国道まで転がってきていたでしょう。


岩と(す)とぺしゃんこのレール


 さらに上の方、山腹の農道が破損していました。出所はもっと上、山のてっぺんから落ちてきたのだろうか。おっそろしいなぁ。
 どういう訳でこうなったのか分からないけれど、なんか、ありがたい気持ちになりました。枯れた樹や壊れた機材の持ち主には気の毒だけど、誰も怪我をすることもなく、こんな大事に立ち会えたことは、きっと幸運だったんだと思います。この地球の表面で、平坦な場所を見出して暮らしている僕たちは、もっと顔を上げて、山の様子に気を配らなきゃ。ふと、そんな思いがよぎりました。


(ゆ)
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