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石積み学校
 徳島大学の真田純子さんが開催している『石積み学校』に参加してきました。今回の開催地は徳島県の上勝、2日間のプログラムです。

 真田さんとは、昨年の早稲田まちづくりフォーラム2013で、同じ分科会に一緒に登壇しました。同じく徳島大学で教えている友人と仲が良く、きっと問題意識にも、通じるところがあるのでしょう。
 真田さんの話では、四国は石垣の棚田、段々畑が、国内では比較的多く形成された地方なのだそうです。しかし農地として維持していくことも、石積みの技術を継承することも、難しくなっているのが現状です。

 僕たちが暮らす明浜町狩浜地区には、石垣の段々畑が現役農地として、かなり大きい規模でまとまって残っています。景観としては貴重です。しかし石垣が崩れても、手間ひまかけて修復することはなくなってきています。石積み経験者も少なくなりつつある。
 僕はそもそも修復する技術を知らず、本を読んで勉強したり、地元の上手なジイやんに教えてもらったこともありますが、どうもポイントがつかめません。試しに直してみたところは、あっという間にまた崩れてしまいました。このままでは格好が悪い。そこで『石積み学校』に飛びついたわけです。遠隔地ですが、軽トラを走らせてきました。

 今回は新しい石を使って、ゼロから築くプログラムでした。これは修復よりもずっと難しく、かえって基礎から学ぶことができ、僕としてはとても有意義でした。参加者に配布された、真田さんが作成した資料には、小さな冊子ですがポイントが丁寧に、もれなくまとまっていて、これもありがたい。



 「呼んでくれれば、行きますよ」、心強い言葉を真田さんからもらいました。やる気が集まれば、そのうち市民参加のような形で、ここ狩浜地区でも『石積み学校』を開催したいものです。そのためにもまず、時間を作って、納得できるまで自分でやってみなくちゃ。


(ゆ)
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