2013,11,06, Wednesday
かねてより、アボカドを栽培したいと思っていました。3年前に苗木をほんの数本購入し、柑橘園の空いたスペースに実験的に植えてみたのですが、しっかり根付き、順調に育ってきています。熱帯果樹なので、雪も降る愛媛でも栽培が可能かどうか心配だったのですが、大丈夫そうです。
よっしゃやってみよう、ということで春にさらに苗木を注文し、現在、野菜畑の横で、鉢植えで育てています。耕作放棄されていた土地を借り受け、定植のために開墾しました。あとは冬を乗り切り、春が来たら植え替えます。 ただ今度は、これまでの実験的な栽培とは規模が違います。定植したら、その後の樹との付き合いは、大きく運命づけられてしまいます。せっかく骨折って開墾までしたのですから、ある程度確信を持って臨みたいもの。けれど国内の栽培実例は少なく、もちろん明浜には相談できる生産者は見当たりません。 そこで思い切って、苗木を注文した鹿児島のゆす村農園まで、視察に行ってきました。 ゆす村農園は、トロピカルフルーツ(熱帯果樹)苗木の生産販売を専門におこなっている農園です。アボカドだけでなく、多くの種目を手掛けています。 代表のHさんは、熱帯果樹のことが大好きなんだな、ということがよく伝わってきます。農園内で自らいろいろ実験しており、取り扱っているアボカドの品種も幅広く、経験知識と実感から品種特徴もよく掴んでいるのでしょうね。植物生理としては、果樹栽培には共通する点はやはり多いようです。聞きたいことが知れただけでなく、僕の柑橘や梅の知識をもとに、興味深い意見交換ができました。気がつくと、もうこんな時間。あっという間に時間が過ぎていました。 わざわざ鹿児島までやってきた甲斐があったなぁ、車を運転しながら、春の到来を待ち遠しく感じながら、この日得た見識を思い返しました。何より、果樹栽培が本当に好きなんだ、という人との交流は、単純に、それは嬉しく、やる気が出てくるものです。 そのうちに、いい報告ができるように、頑張りたいと思います。 (ゆ) |
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