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うめおのすいか

よし、これにしよう!


 (う)が習字への興味を示し始めたのは、この年の初夏あたりでしょうか。「正月にみんなやるんだよ」、なんてあしらっていたら、夏休みの自由課題の中に、JA共済の書道コンクール募集の案内がありました。
 「やってみる?」「うん!」「2年生は『すいか』って書くんだって」「でへへっ」、さあスタートです。

 彼女にとっては書筆を使うのもはじめてのこと。夏休みは長いので、週に一回くらいのペースで練習を始めてみました。もちろん、そのほかの道具の使い方の練習もかねてのこと。
 お手本もないというので、昔取った杵柄で書いた僕の字を参考にさせることにしました。久しぶりに僕も筆を執ってみたのですが、これが気持ちいいこと! 調子に乗って、二人でいろんなものを書いてみました。「習字って大変なんだねぇ。うめお、マジックで絵を描くみたいにチョチョチョってできるんだと思ってた」、その日の感想が印象的でした。


記念撮影。「スイカ!」と叫んだような口パクのポーズは、
(う)が勝手にやりました


 そしてこの日、「今日で仕上げよう!」と決めて、僕も最後の〝お手本〟に取り掛かります。それをひとまず真似てみる(う)の字が、この日だけでもどんどん良くなっていく。僕にとっても渾身の〝お手本〟でしたが、それなんかのよりも、「スイカが食べたい!」と思えてくるような素敵な書が次々と仕上がっていく。なんだか口惜しいくらい。
 もっと書けば、もっと良くなりそうだけど、この子にとっても体力的に厳しくなってきたようです。最後に書いたのを二人で眺めながら、「これで決めようか?」「うん!」、となりました。


気分は一気に解放、楽し気です


 本当に集中して、一所懸命やったんだな。解放されたのか、ルンルンで今度は絵を描き始めました。やっぱり最初の頃と筆遣いが違います。
 おつかれさん。練習はしばらく続けてみたいけど、これからも興味が持てるかな? ほかの子たちと並べて見比べてみたりすることが、まだ必要かもしれません。


(う)の練習を始めたら、さっそく(す)がうらやましがり、彼にもさせてみました
お手本として書いてほしいと言ったのは、『朱座』と、なぜか『むら』だった



(ゆ)
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