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東京旅 ~パネリスト編
 「全国地域リーダー養成塾」という取り組みがあります。一般財団法人地域活性化センターがおこなっているもので、“既存の枠にとらわれない斬新かつ大胆な発想のできる地域のリーダーを養成する”ことを目的とする、年間を通じた研修プログラムです。
 そのカリキュラムのひとつ、「修了者研修会」に、主任講師を務める後藤先生のゼミの分科会パネリストを依頼され、参加してきました。

 この数年は、一年に1~2回程度ですが、執筆依頼や、こうやって人前で話す機会が得られ、よい整理になっています。今回のミニ講義は約1時間。これまでにないボリュームで、この10年間の総反省というくらいに、じっくり準備をしました。

 それにしても、リーダー塾修了者と現旧の塾長、主任講師が一堂に会するこの場で、僕だけあきらかに浮いています。塾生は主に各地の自治体職員やNPO職員でスーツ姿の人が多く、格好だけでもずいぶん目立ちます。
 講師陣のなかに、たまたま学生の頃から仲の良い若い“センセイ”がいて、久しぶりの再会でしたが、彼は控室にいる僕を見るなり、「たくましくなったねぇ」とつぶやきます。続けて後藤先生が、「縄文人みたいだよね」と茶化す。実は準備のため会場に早めに到着したのですが、受付に行くと、「なんですか?」と尋ねられてしまう始末でした。

 分科会はミニ講義と合わせて約3時間。閉会すると、後藤先生はそっけなく交流会場に行ってしまいます。パーティーの間も、僕とはほとんど口をききません。
 講義と言っても、出席者が求めているような話をするつもりは最初からなかったし、しかも先生なりのお付き合いがある中で、教え子がこんな格好でやってきて、迷惑だったかなぁ。そんな不安をよそに、集まってくる名刺の束。僕が担当した分科会への出席者でない人も多く、ちょっと戸惑うほど。聞くと、「いま、後藤先生とお話しさせていただいてまして・・・」とのことで、「ああ、そうですか、それはどうも」、名刺を持ち歩く柄でもないので、なんち屋のパンフレットで宣伝です。

 まったく、相変わらずの人だ。

 後藤先生というのは、ちょっとあまのじゃくというか、油断を許さないようなところのある人で、大学で指導を受けているときにも、直接褒められたことがありません。けれど、ひょんなときに、特にみんなが集まる場で、講評的に持ち上げられる。
 ともかく、後藤先生にも不満な内容ではなかったということでしょう。よかったよかった。

 修了者研修会に参加していた現旧塾生の皆さんは、とても元気で、地域づくり、まちつくりに意欲的。こうした人たちとの意見交換は、僕としても刺激的でした。
 僕がご当地の住民であったならば、こうも気さくに会話はできないでしょうが、例えば僕が市民として、こんな行政マンと協力して、しっかりまちつくりをやっていくというのは、想像して、なかなか気分のよいものです。うん、ビールも旨い。


(ゆ)
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