2014,08,18, Monday
この夏は雨ばかり、よく降ります。
珍しく、少し晴れ間も見えるほどに回復したこの日、午前中の仕事を早めに切り上げて、この地区のみかん山では「上神田(かみしんでん)」と呼ばれるあたりまで上っていきました。今度フィリピンへ帰る、ジュリウスに贈るスケッチをとるために。 ジュリウスは、僕が農業研修をした斉藤さんのぽころこ農園に技能実習生としてやってきて、3年間を過ごしました。その初年は僕が就農した年でもあって、僕もまだぽころこ農園で作業手伝いをしていたこともあり、仕事のノウハウや、心得など、みっちり伝えたつもりです。かなり戸惑っただろうと思います。 この園地ばかりでなく、ここは、斉藤さんが管理する柑橘園がまとまっているところ。一緒に働き始めた最初の頃、彼と一緒に、ここで仕事をしたときのやり取りを思い出して、ここでスケッチをとることを決めました。彼には何か、思い出すところがあったかな、どうかな。 つい先日、一緒に酒を飲んだとき、「上原さんからは、いろんなことを勉強しました。それがとてもよかった」というようなことを言ってくれました。僕が作業手伝いを離れてからも、信頼関係が残っていた。彼がマサヤンハウスにいるということは、僕にとっても安気なことで、もちろん、ずっと仲良くしてきていましたが、こう言ってもらえたことは、素直に嬉しいことでした。 --- It was so greatful for me that you came here. I can see what you have done for three years. OTSUKARE-SAMA! --- スケッチには、こうメッセージを添えました。 タカナデからの景色と、向きや角度がそっくり似ている。構図はそっくりなんだけど、たったひと尾根越えただけでも、隣の集落からとでは、見えるものが大分違います。 思うように手が動かず、なかなか苦労しましたが、気持ちのこもった仕上がりになりました。元気でね、また会いたいな。 (ゆ) |
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