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まだ寒の内ですが
 沖縄の桜が、とうとう花をつけました。



 ことの起こりは地元ジイやんのYさん。果樹栽培は名人クラスの技術もある人ですが、面倒見の良い性格で、彼を慕う外国人農業実習生に「桜を持たせて帰したいのう」とぼやいたことがありました。でも実習生は南方から来ている人たちばかりですから、「日本と気候が違うけん、向こうで咲くかの」と心配します。
 「沖縄の桜っていうのがありますよ。沖縄で咲くくらいだから、大丈夫じゃないですか?」、昔住んでいた東京の家の庭に植えられていた、沖縄の祖父が持たせたという桜のことを思い出しました。旧暦の正月あたりに開く早咲きの桜です。「今度沖縄に行くことがあったら、苗木を探しておきますよ」と約束しました。

 正式には「ヒカンザクラ(緋寒桜)」と言うそうです。
 祖母のお祝い事の際に種苗店を当たり、ようやく見つけた2本のうちひとつをYさんに、残りは一年鉢で育てて、野菜畑の端に植え付けました。それから3年、この実生苗木も十分育ち、とうとう花をつけました。

 たった十数個。こうべを垂れたような恰好で、その名の通り、鮮やかな赤をつけました。


(ゆ)
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