コーナー内検索

カテゴリ
この一年間
コメントありがとう
ぶろぐん+
POWERED BY
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
リンクなど

電話
「まあ、でっけぇけん、見に来いや!」
 我が家の早い夕食が済んだ頃、電話がかかってきました。マサヤンハウスに来いと言います。ああ、あれのことかな。(わ)に一言して、そろそろと歩きはじめました。
 今市ちりめんの角を曲がって、マサヤンハウス通りに差し掛かると、すぐ分かりました。思った通りでした。あまりの大きさに思わず吹き出してしまいました。マサヤンハウスの前に転がっているのは、地元猟師のHさんが今朝獲った、大きな大きな雄イノシシです。

 これは大きい。重量は100㎏は優に超えています。
 とてもHさん一人で運び出せる代物ではありません。そこで活躍したのは、みかん山の仕事が始まるまでに声をかけて集まった、外国人実習生の面々たち。解体役を務めたマサヤンハウスの一員も手伝ったそうです。
 皮を剥ぎ、腹を切り、内臓を取り出し、骨を絶ち、首尾よく進んでいきます。すっかり部屋着になっている僕は、ただ見ているだけ。こういうときに何もできないというのはなんだか格好悪いですが、イノシシの解体を最初から最後まで見たのは初めてで、興味深かった。でっかい牙、アレ、ほしいな。獲った場所を聞くと、どうも、ぽころこ農園のある畑を荒しまくっていたヤツのようです。



 デジカメ持ってのぞき込んでいただけの僕は、結局一塊のおこぼれにあずかり、極上の内ロースで祝杯にもありつきました。いまの僕は、こんなところに在るのだな。
 ともかく嬉しい、愉しい、雨上りの夜空の晩酌でした。


(ゆ)
| かんまん部屋 | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑