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ハタケンダの友だち
 以前にもこのコーナーで紹介した園地は、『畑ノ浦』と書いて、通称『ハタケンダ』と呼んでいます。このところはこの畑で毎日温州みかんを収穫しています。
 ここから見える磯の小岩に、この週あたりから鵜が留まるようになりました。

 2、3週ほど前には、「上原ぁ、ウ。海の鵜よ。あれがのぉ、毎年あの岩で羽休みに来るがやけんど、暖冬やけん、どこぞおるんかの。」と齊藤さんが言っていたのですが、その鵜のようです。
 それを見つけて「見てみぃ、鵜が留まるようになったぞ。あれ留まらんといけんがよ」と齊藤さんが言うと、すぐさまあつ子さんが「あの鵜はハタケンダの友だちなの」と付け加えました。

 道がない頃は、この畑まで、僕たちの住んでいる集落から舟でやってきていたそうです。そして一日仕事する。お昼ごはんも畑でそのまま食べていたみたいです。
 以前は海の近くに小屋があって、齊藤さんはここの留守番をしていた(閉じ込められていた?)記憶があるのだとか。

 機嫌よさそうにハタケンダの友だちを眺める齊藤さんを見て、この昔話を思い出しました。思い出が人生を好くしていくかどうか分からないけど、大切にするのは、愉しいことだと思います。


(ゆ)
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