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亥の子
「亥の子」が家々を回ると、もうそろそろ本格的に冬支度。我が家へは、お昼過ぎにやってきてくれました。

一軒一軒周ります

朝早くから、集落の家を一軒一軒回って唄を歌ってくれます。小唄と呼ばれる唄が14種類あり、一人一唄担当します。我が家で唄ってくれたのはこんなのです。一人が唄い、続いて《》を全員で合唱します。

♪ここのお家は明るいお家《ヨーイトヤッサイ》
 福が舞い込むな《アーヨイヨイ》
 めでたしやおもしろや《ヨーノヨータンジョヨーイト ヤッサイ》

それからお寺や空き地で、「ごりん」と呼ばれる石を撞(つ)いてこんな唄も歌います。

♪一つとえ 人の知ったる狩浜村 いよかん、みかんの花盛り
 二つとえ 二人揃って櫓を押して 黒潮乗り越え魚とり
 三つとえ 見れば見る程よい山の お伊勢の陰に宝舟
 四つとえ よくも獲ったり六千がん 旗立て帰る大漁舟
 五つとえ いつ来てみても静かなる いのわき浜に泊まる舟
 六つとえ 向こうに見えるはいのわきの 進水式の舟が出る
 七つとえ なんぼお山が良いとても お伊勢の山にゃこたわせぬ
 八つとえ 八つ山々見渡せば みかんの山に梨の山
 九つとえ 苦しいことも忘れましょう 亥の子の餅つき杵の音
 十とえ  通る街道や川すじや 大漁の旗立つ狩江村
 
 祝いましょう祝いましょう 大黒さんのこのお祝い  オーオーエ

高学年が「ごりん」を撞きます

各お家で「御花」と呼ばれるおこづかいをもらうのが、彼らの何よりの楽しみ。うちでも小さな封筒に用意をしていました。

ちょっと前から子どもたちは、夕方集まってはこれらの唄の練習をしていました。今日も一日声を張り上げて頑張っています。高学年の後ろを、低学年の子達が笹を担いでちょこちょこ並んで着いて行く様子は、本当に猪子のようでした。

(う)も連れて行ってもらいました

(わ)
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