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9月16日 フーソギ
 温州みかんの大きな樹のある園地です。そのすぐ上の園地にやはり温州みかんの極早生品種を植えていて、今年からようやく実をとめられるようになりました。

 しかし残念なことに、この若い樹にとまったみかんを食べにイノシシが入ったようで、せっかく大きくなった枝を何本も折られてしまいました。中にはせっかく丁寧に手を入れて良い枝ぶりになっていたものが、幹のあたりからぼっこり裂けているものもあります。
 この日の朝はガックリしながら、これらの枝の処理をしていたところです。残った実も全部落としました。

 処理を終えて、大きな樹の方の摘果作業も済ませると、少し時間に余裕があったので、荷物を取りに上ったところからスケッチをとりました。



 スケッチというのは不思議なもので、結構上手く描けたなぁと思ったものが、数日空けて見てみるとあまり魅力的に感じられなかったり、逆に翌日には、なぜか見違えるように好くなっているものもあります。
 みかんの樹は遠くから見るともこもこしていてかわいらしいけど、近くからだと案外鋭くて、描いているうちにそのギャップに戸惑いました。この絵も急斜面を見下ろしていたはずが、描いているうちに上を向いているのやら下を向いているのやら分からなくなって、実際現場でも、摘果作業の休憩にしゃがみこんで枝の間から空を見ると、きれいなうろこ雲があって、あれ、海だっけ? とわけが分からなくなったことを思い出しました。このスケッチを上下逆さまにすると妙にしっくりするのは、そのためかしら。

 イノシシにはやられてしまったけれど、どうしたらよかったのか考えるきっかけにもなり、そのおかげで収穫の多い、勉強になった一日でした。


(ゆ)
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