10月18日という同じ日、同じベッドの上で(う)とGogolは生まれてきました。(う)が13分お姉さんです。訪ねていったムンバイの友人というのは、Gogolたち家族のことでした。
空港に迎えに来てくれたのはお父さんのBedanta。一緒に家についてすぐ、Gogolの姿を探します。奥の部屋からベビーカーに乗って登場した彼の姿は、期待以上、やはり大成長を遂げていました。以前のように倍以上ということはなくなったものの、体重差はやはりすごい。早速(う)と並べて見ると、おやまぁ、曙と舞の海という感じでしょうか。面白くて、笑いが止まりません。
間もなくして、今までに聞いたことのないようなお腹から出る声で(う)が「うぉーっ あぉー!」と叫びだしました。どうやらGogolを見ながらしきりに何かを叫んでいるようで、顔も一生懸命。一方、先ほどから甲高い声でご機嫌に叫んでいたGogolは(う)の必死の叫び声に泣き出してしまいました。そういえば、前回彼らがうちに来てくれたときは、(う)はずっと寝ていたのでGogolの顔を見るのは初めて。びっくりしたのか、あれが彼女の挨拶だったのかなんなのか、ひとまず派手な出だしでした。
翌朝は、Gogolのオイルマッサージと体洗いの様子を見学することから始まりました。毎朝9時に、赤ちゃんのマッサージと体洗いをしてくれるおばあちゃんがやってきます。マラティ語を話すそのおばあちゃんは、慣れた手つきでGogolの体の上で手の平をくるくるくる。部屋中に立ち込めるココナッツオイルの香りに包まれて、完全に身を委ねているGogolも気持ちよさそう。使われているオイルは、ココナッツオイルにアジュワンというスパイス、そしてにんにくを入れて熱したもので、うーん体ぽかぽかになりそう。
さて、やはりここまで来たら(う)もチャレンジです。裸にされておばあちゃんの足の上に乗せられた(う)の顔はちょっと不安そう。眠たい時間帯だったこともあって、途中からは大泣きでした。でも私たちとして見ていて勉強になったのは、大人の足をうまく使えばお風呂マットなんぞなくても大丈夫だということ、後頭部からお湯をばしゃばしゃかけても耳に入るのを気にしなくていいこと、そしてオイルがつけばあんなに天に向かって伸びている(う)の髪もしっかり寝るのだということ!
お風呂が終わって着替えた(う)はすっかりご機嫌。Gogolと扇風機の下に並べられると、なんと今日はGogolを見て声を出して笑っています。彼も今日は泣きません。挨拶が済んで、お互い緊張が解けたのかしら。並ぶ2人を眺めながら、Gogolの両親であるDamayantiとBedantaと話します。「5年に一度は会いたいね」。本当、そうしたいなと願います。
(わ)