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かいじゅうたちのいるところ ~ムンバイの様子編
 週末、友人を訪ねにムンバイに行ってきました。

 ムンバイと言っても、泊めてもらうのは友人が住む郊外地で、空港から東へ向かって大きな川の橋を渡った先の、Navi Mumbaiという地区です。ムンバイっ子からすると「そこは普通、Mumbaiに住んでいるとは言わない」場所なのだとか。
 つまり後から開発された場所で、インド国中のほかの地域から移り住んだ人々が多く住んでいるのだそうです。コルカタではSalt Lakeくらいにしか見られない、きちんと区画整理がされた街並みですが、Navi Mumbaiで目に映る建物や道幅はそれぞれ大分スケールが大きく、やはり雰囲気が違います。

 空港からここまでの間や買い物に出たときなど、車からずっと外を眺め、また朝の散歩などにも出てみましたが、コルカタとはだいぶ印象が違いました。まず、みんな動いていました。
 変な言い方ですが、コルカタでは、路上の人々がその場所にずっと居座っているような雰囲気があります。段差に腰掛けてお茶をすすったり、チェスやトランプをしながら談笑したり。もちろんムンバイの郊外にもそのようにして溜まっている人々はいるのですが、なんと言うか、居座っているというより、次の予定を待っている時間、という感じです。また、ムスリムの人々も多いためか、オートや市場に神様のシールや絵が飾られている場合が少なく、また街に掲げられた広告看板などにも、神様やヨガをポップアート形式で取り入れたようなものがありませんでした。そういえば、顔を覆った女性をたくさん見かけたのも印象的だったな。
 なんだかコルカタとの違いばかりに気が向いてしまったのですが、なんと言っても、この友人の家のベランダから大きな丘が見えたのには、つい驚いてしまいました。平坦な地形のコルカタでは、まず見ることの出来ない風景です。もともとコルカタ育ちのベンガル人である友人が、「雨季にはあそこから滝が見えるんだよ」と自慢げなのも、なんとなく分かる気がします。建物よりもそこに生えている樹木などよりも、はっきりした地形というのは、なんとなく頼りがいのあるランドマークなのではないかと、すっかりコルカタの生活に慣れてしまった後でこの大きな丘を見て、そう思いました。

  

 最終日には、空港までの車の道のりを遠回りして、いわゆる“ムンバイ”も、窓から眺めて見てきました。インド門のあたりや、世界で一番不動産価値の高い場所でには、降りて少し歩いてもみました。
 コルカタではあまり見られない、ごみを拾って集める子どもなんかも見かけましたが、世界中の人々が集まってきているだけある、その潜在価値の高さを感じさせる、機会があればまた、今度はゆっくりと訪れてみたいと思える、とても素敵なところでした。

   


(ゆ)
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