2008,08,16, Saturday
もう一つ、『waiting... -待つ・・・-』という映画もご紹介します。
この映画のことは以前から知っていたのですが、観たのは日本への一時帰国中に開かれた上映会が初めてでした。 この映画はいくつかの家族の姿を通して見える、カシミールの状況を伝えるドキュメンタリーです。それぞれの家族に共通するのは、インドの特殊部隊によって、国境警備におけるゲリラ対策などの理由で家の主人が連行され、その後そのまま行方不明にされてしまっている点です。映画の中の言葉では、そういった行方不明の男たちが1万人、その家族が20万人にも及ぶのだとか。 残された女性や子どもたちが社会と関わっていく厳しい現実が映し出されていました。ほとんどのインドの人々がまったく知らないことだと思います。当然のことながら、僕もこれまで想像もしていませんでした。 地道にも精力的に自主上映会が続けられているそうです。 (ゆ) | ちょっと | comments (x) | trackback (x) |
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