先日、思い立ってカーリー・テンプルまで行ってきました。いや、正確にはカーリー・テンプルの前の通りにずらりと並ぶ露店を目指して。
帰国の日が着々と近づいてきたので、帰って友人たちと再会した時のことをよく想像します。一番のお土産は「お土産話」にしようとは思うのですが、とはいえ、何かプレゼントになる良い小物はないかしら。最近そんな風に考えて、思いついたのが、「神様シール」です。
こちらでは、タクシーやオートなどに乗ると、運転座席の横にヒンドゥー教のいろんな神様のシールが貼られているのに気づきます。小さな像を置いていたりすることも。他にも街のあちこちに神様ポスターやカレンダーが飾ってあったりと、カラフルでこてこてな神様がそここに見られるので、こちらの空気の一部を持って帰るのにこれは良い考えかも、と張り切って出かけていきました。
シール屋さんはすぐに見つかりました。台一面にびっしり並べられたシールを前に、小さい頃シールを集めていた時の感覚が蘇ったのか、やや興奮気味。あれもこれもと見ていたら、お店のおじさんに椅子まで出してくれて腰をすえてじっくり選びに入ります。誰かにあげても一枚は手元に残るように、同じシールを２枚ずつ買いました。
るんるんな帰り道、別のお店で前から欲しかったティフィンボックス（こちらでよく使われるお弁当箱）とチャイグラスも見つけて購入、最後は友人に教えてもらったお店で捌きたて・揚げたてのフィッシュフライも携えて、帰って（ゆ）とほくほく頂きました。お値段は、シール一枚５ルピー、ティフィンボックス一個６０ルピー、チャイグラス一個３ルピー、フィッシュフライ一枚２０ルピーなり。
こちらでの日々の生活の中では当たり前に使われている物たちを眺めながら、コルカタ生活を懐かしむ日も近くなってきています。
（わ）
