1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      
<<前月 2025年06月 次月>>
カテゴリ
ぶろぐん+
POWERED BY
BlognPlus
コーナー内検索

紹介メモ
リンクなど

かにか ~Ajit-daを訪ねよう(午後の部)編~
                           窓辺に下書き有り。

 そんなこんなで盛り上がっているうちに、もうお昼の時間です。客に出来るだけありったけ食べさせるのがベンガル式のおもてなし。気合をいれて臨んだものの、あっさりかつ上品な奥さんの手料理に手が止まりません。おしゃべりしながら次々とお皿にお代わりをよそってくれる陽気で大声の奥さん。いやいや明るい奥さんで、なるほど、彼女が守るこの家でAjit-daのあの作品たちが生まれるのかとなんだか妙に納得してしまいました。



 も、もちろん食べてばかりではありません。お次は染料のお勉強。これが青を作るインディゴ、これがオレンジ、これが茶色・・・次々と出てくる乾燥した実らや皮らや種やら土やら。植物や鉱物に潜むマジックと、それを操るAjit-daに脱帽しながら、まだまだ面白い物の登場です。

インディゴ シャンティニケタンの土 染色後に洗うときに使う、リタ オレンジ色を出すロットコル

 それは、カラムと呼ばれる伝統的なつくりの筆。細い竹の棒に麻の布を巻きつけて、糸でぐるぐる巻きに縛ってある姿は、まるで大きな蓑虫みたいです。これに黒の染料をたっぷりしみ込ませ、4本指でぎゅっと押さえながら細かな線を描いていきます。インクはかなりの間出続けるのに、麻を抑える手は全く黒くなりません。お土産に一つ新品のカラムをもらって、ほくほく。これに何か描いてきてね、と(ゆ)は黄土色の布まで宿題用に渡されたました。
 かなり細い線を描くので、線がにじんでしまっては困ります。そのために、黄土色に染色した布は一度牛乳につけるのだそうです。他にも染色の過程では牛糞んを使ったりとまだまだ秘儀は尽きません。

インクたち カラムを使って。 
 
 結局「こりゃまた来なきゃ駄目だね」と言いながら、渋滞につかまらない様にと、興奮冷めやらぬまま5時ごろに岐路に着きました。

(わ)
| ちょっと | comments (0) | trackback (0) |










http://doratomo.jp/~nancha/ordinarylog/tb.php/157
PAGE TOP ↑