真夜中も大抵２～３時間おきに授乳に起きるのですが、朝の３時頃になると眠い上にお腹もぐぅぐぅ。そんな時には、もうすぐやってくる朝の、お気に入りの朝食メニューを思い出して元気を出します。
最近たいそうお気に入りなのは、
・サブーミルク
・厚切り焼きたてパン
・リコッタチーズに岩塩をパラリ（あるいはリコッタチーズに蜂蜜をたらり）
・夕飯の残りの野菜スープ
というメニューです。
サブーとは、ベンガル語でタピオカのこと。「おっぱいよく出るからサブー食べなさい」と友人のベンガル人のおばちゃんに言われて以来食べていますが、始めは（ゆ）と「これ、タピオカみたいだけど、一体何者だろう・・・おいしいんだけど、なんだろ」と首を傾げていました。というのも、友人に聞いてもお店の人に聞いても「Sabu is Sabu!」と言われるばかりで埒が明かないのです。（でも、ある日ようやくタピオカで正しいのだと教えてくれる人に出会ってほっとしました。）タイ料理のデザートととしての印象が強かったので、まさかインドでこんなに安くどこにでも売っているとは思ってもいませんでした。ちなみに、タピオカはキャッサバの根っこだということも最近知りました。
焼きたてパンも、コルカタ生活２年目にしてようやく発見したもの。なんと毎朝、大きな箱をくっつけた自転車がアパートまで配達に来てくれていたのをずっと知らずにいました。１パウンド１０ルピーで、お好みで分厚く切って食べるのですが、これがたまりません。（お店で売っているパンは、スカスカしているものが多いというか、どこか物足りないのです。）
チーズに関してもほくほくの背景があります。
作っているのは、コルカタ郊外農村部の女性たち。あるインドのNGOが、農村部の女性たちの収入向上プロジェクトの一環でチーズ作りを指導しています。イタリアから技術支援も入ったとか。ここで作られるチーズは、コルカタ市内の人気イタリアンレストランでも使われています。毎日絞りたての牛乳で作られるモッツァレラチーズとその副産物のリコッタチーズ。インドらしく素焼きの壺に葉っぱを敷いて、その中に入って配達されてくるのがなんとも楽しみ。
徐々に発見し、一つ一つ出会ったお気に入りたち。地元で作られて新鮮なものが届くのも有難い。こんな朝食で心も腹も満たし、また一日が始まります。
（わ）
