ちょっと退屈な日々

2008,09,25, Thursday 買出し by : なんち屋 　我が家でよく利用しているのは、コルカタ市内でもかなり名の通る大きな市場で、野菜や果物はコルカタ付近や西ベンガル州だけでなく、他州、海外のものも運ばれてきているようです。 　この市場まで、毎日ではありませんが朝か夕方かに出向いて、袋いっぱいに野菜や果物、玉子などを買い込んできます。帰り道はたいてい汗だくです。 　やはり最近は、高くなったなぁと感じます。 　インドでは6月あたりからインフレ率が大きくとり沙汰されていますが、その後12％前後を推移しています。たくさん買い込むのでどれがどのくらい、ということまでは分かりませんが、総額ではちょうどそのくらいの価格上昇ではないかと思います。 　大きな市場なので売り手はたくさんあるのですが、通っているうちに馴染みのある店が出来てくるものです。その中でもよく利用する根菜屋さん（じゃがいも、たまねぎ、にんにく、しょうがだけを売っています）は、最近は会うたびに「景気が悪いよ」と言い、僕がしばらく来ないときには「どこか他の店で買ったのかい？」「あんたが来たとき、ここ閉まってた？」と不安がられてしまいます。 　ほんの少しですが、毎日購入している牛乳も高くなりました。といっても、食料品は、日本で購入するよりもたまげるほど安いのではありますが。 　市場への行き帰りの時間帯は、道の手押しポンプから水が出る時間帯にあたり、皿や身体を洗う人とすれ違います。 　彼らが購入するものと言ったら、どんなものがあるのでしょう。そもそもどのようにして収入を得ているのかよく知りませんが、おそらく食料品を含む生活必需品が大部分を占めるのではないかと思います。また、インフレが賃金や商売の手数料金に反映されるのには少し時間がかかるでしょうから、やはり何かを切り詰めないといけないのだろうと思います。 　「どんな風にするんだろうなぁ」とぼやきつつ、両手にいっぱいの袋をさげ、いつもどおり鼻唄など歌いながら横を通り過ぎていきます。 （ゆ） | 日々 | comments (0) | trackback (0) |

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