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2014,08,29, Friday
今回の東京は一人旅。決まった用事も一つだけ、時間に余裕もあったので、ここに移り住む前からの、長い付き合いの友人に面会して回ることが出来ました。
みんな、ゆっくり話すのは、もう何年ぶりになるだろうねぇ、なんて言葉が自然に出てくるほど、久しぶりの再会で、全員、食事をとりながらのおしゃべりでした。 食事というのは、共同作業やチームスポーツをおこなうのと同じくらい、呼吸の調和の具合を感じさせるもののような気がします。好きなもの、苦手な食べ物、取り分け方、間のとり方など、意識するということもなしに見とれてしまっているもので、それが心地よかったり、ぎくしゃくしたりと、ちゃんと表れてくる。友人たちは、それぞれは面識のない人同士なのに、不思議とみんな同じように、すっかり変わったようにも、まったく相変わらずのようにも、どちらでもあるようで、面白い時間を過ごしました。 東京というのは、僕にとっては出身地だから、これまでは“帰省”なのだと思ってきました。けれど今回は、懐かしくも、新鮮な風を感じて、これが“旅”なんだろうなぁ。見覚えのあるものを思い出すというか、自分の中にそもそもあった、目新しいものを発見するというか。明浜への帰り道は、そんな、すっきりした気持ちで戻ってきました。 今度会うのはいつになるでしょうか。思いのほかすぐ出会えるかもしれないし、10年くらい先のことになるような気もするし、もうずっと会えない、そうなっても構わないような感じもします。人生は紆余曲折、その道がたまたま交わることもあるだろうけど、離れている方が普通なのだから。大事なのは、きちんと歩いているかどうか。だったんだなぁ。 とは言え、再会をイメージするのは楽しみなもの。そのときが来るまで、皆さんどうか、健やかに。それにしても、この旅では、よく飲みました。 （ゆ） |
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