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6月9日 ジャマイ・ショスティ


ジョイシュト月の最初の満月から6日目、この日はベンガル人にとって、とても大切な日なのだそうです。

『ジャマイ・ショスティ』と言うそうで、女性が義理の息子を家に招待するのだとか。魚料理、肉料理、お菓子など、特別な料理でもてなし、儀礼として洋服をプレゼントします。
上の写真の道具はチャラと言い、女性が義理の息子家族(実の娘の家族)に対する大切なおまじないに使われます。

器に水を入れ、その水にチャラを付けます。水につけたこのチャラを、まず女性のへその辺りに付け、再度器の水に戻します。そして次は、義理の息子と、同じく招かれた孫たちに、チャラに付いた水を振り掛けます。これは、子孫繁栄を祈るおまじないなのだそうです。
チャラは、次のような植物で構成されています。

1.ボートの葉(一番後ろの葉っぱ)
2.オショットの葉(後ろから二番目の葉っぱ)
3.ドゥルバの草(ちょびちょびした、ひげのような草)
4.ジョブの草(わけぎのような、長い草)
5.コロムの実(ピンクがかった実)
6.ケジュルの実(黄色い実)
7.シュパリの実(黄色とピンクの間にある、緑の実)

どれも縁起を担いだ植物で、3.ドゥルバの草などは、草むらに生えているようなただの草なのだそうですが、その中から、先が三手に分かれているものをわざわざ見つけて使うのだそうです。これは、義理の息子と、孫息子と孫娘、その長い繁栄を象徴するのだそうです。
とはいえ、今は市場でも売っているのだそうです。それに、こういうことをよく知っているのは、やはり老人たち。このことを教えてくれた人も、義理のお母さんにわざわざ聞いたのだとか。

チャラのほかに、別の道具を使っておまじないをするもう一つ別の方法もあるのだそうですが、詳しく聞いたのは今回はこれだけでした。
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