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9月25日 水びたし


9月23日の夜から3日間、25日まで雨が降り続きました。ときどき小降りになったり雷が鳴ったり。うちの窓から見えるお隣さんの家の敷地は、もうすっかり水が溜まってしまい、最後にはこの写真よりももう少し水かさが増したようです。

ようやっとお日様が見えたので、この3日間で食べつくしてしまった食材の買い物に出かけました。でも町の処々の道々では、ひざ上くらいまで水があふれかえってしまっていました。



こんなとき大活躍しているように見受けられるのが、人リキシャの皆さんです。サイクルリキシャ(自転車に乗ってリキシャを引くタイプ)ではどうにもならず、タクシーには浸水してしまう危険もある中、見えない足元にも慣れっこなのかめげないのか、お客さんを乗せてぐいぐい引っぱって進んでいきます。






困惑の中でも、当然陽気な人々がいるものです。カメラを向けると「よー!」ってな感じで全員がこちらに向けて顔をあげます。「こっち、来い」と笑顔で手招きされましたが、この水の中を行くのは大変なので、それはさすがにお断りしました。





電気系統が故障してしまったのでしょうか。車を手で押すグループを見かけました。このような危険性があるので、大雨の時には、行き場所によってはタクシーに乗車拒否をされてしまうこともあります。

雨が降るとすぐに雨宿りをするコルカタの人々ですが(『DOGFISH』参照)、溜まった雨水の中は、ズボンなりサリーなりをひざ辺りまで持ち上げて、平気で歩いていきます。
子どもたちなどは大はしゃぎ。小学校の前でバシャバシャとやっている様子です。前日のクリケットの話で盛り上がっているのかな。転んでしまったのか、片方がずぶぬれになってしまっているのを大笑いしている二人組も見かけました。




水を流し込むためだと思うのですが、路地に入るとマンホールが開けられている場面に出くわします。ですが、水で足元が見えない中、大きな穴が開いていてはとても危険ですよね。どうやら目印に竹が立てられているようです。





すぐ上の写真の右端、道路の真ん中で竹が立っているのが分かりますか?
このような竹が立っている辺りで、大きな買い物袋を引っさげて道を横断しようとしたところ、町の人に「おいっ! ダメだ! 渡るな! そのまままっすぐ行け!」と大声で止められてしまいました。きっとこの下にはマンホールの大きな穴が口を開けているのですね。ご近所のおじさんたち、どうもありがとう。

この地域のように、裏手の町で商売するのも大変です。最後に椰子の実を売って歩く人と、店の中にまで大分浸水してしまって、プラスティックの椅子がひっくり返ってしまっていた、床屋さんか何か。もちろん入り口の柵はしまっていました。






困ってしまってどうしようもない、というより、むしろコルカタの人々の陽気さや、このモンスーン時期の大雨との付き合い方、町への居方など、興味深い様子が伝わってくる、いい外出でした。
一番近所に建ちはじめているドゥルガプージャのやぐらですが、タクシーや乗用車が避けあわねばならなくなってしまい、最初見たときはなぜこんな中途半端な場所に、と思っていたのですが、どうやらこの水びたしを避けるように建てられていたようです。やぐらをちょうど迂回するように、水溜りが出来上がっていました。

買い物は、大変疲れました。
| 写真 | comments (2) | trackback (0) |
この日からすっかり雨は止み、2日もすると、僕らが歩くところからはすっかり水が引いてしまっていました。その後暑い日が続いています。
小学校の頃の『社会』の教科書には、「東京でもちょっと前にはよく洪水が起こったものだ」なんて、同じような写真が載っていたのを覚えています。どんなもんでしょうね。

無事帰ったのですね。体調は崩していませんか?
| なんち屋(ゆ) | URL | 2007/10/03 01:48 PM | mEo0XITc |

これは驚きだね。いい写真見ました。
| akira | URL | 2007/09/29 02:34 PM | Hl.yGCPc |











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