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耳をすませば
 なぜこんなものを所有していたのか分かりませんが、ベンガル人の友人から借り受けた『釣りバカ日誌』のDVDを鑑賞しました。たっぷり仕事をした日曜日で、夕食も済ませた後でのんびりしたい気持ちだったのですが、おっかしくて刺激的、恥ずかしいくらいに笑い転げてしまいました。
 鑑賞したのは1988年に制作された映画第1作目。この中で、女性社員役の戸川純さんが部屋でタバコをふかしながら仕事をしているのが、背景に写っている場面があります。
 僕のこんな観方はいかがなものかとも思いますが、「そんな時代もあったか」と思ってしまいました。この後の場面で、課長役の谷啓さんが「タバコなんかやめなさい、女のくせに」と叱りつけたところで、昼休みのパチンコで儲けた景品いっぱいの袋をひっさげた西田敏行さんの浜ちゃんが帰ってきて、タバコ1カートンを戸川純さんの女性社員にお土産として手渡します。

 この日は夕方の買い物の後で立ち寄った、BARISTAというコーヒー店のテレビにたまたま放映されていた『スリラー』のプロモーションビデオにも、大変刺激を受けた日でした。当時のミュージックシーンをレビューする番組だったようですが、マイケル・ジャクソンさんだけが放つ、あの格好良さと言ったらありません。
 この2本立てにすっかり目が冴えてしまって、いつまでも寝付くことが出来ませんでした。

 『釣りバカ日誌』も『スリラー』も、旧さに裏づけされた“良さ”ではないと思います。個人的に、感覚的な使い分けをしている「ビジネス」と「商売」の違いと言うか。もう少し展開させて、「“ルール”少なく、“マナー”で成り立っている様子」と言うか。
 昨日のバーや、店々で同じものばかりが売られている街のバザールなど、そんな“良さ”が成り立つ場面に、“コルカタ的なるもの”を感じ、コルカタに愛着を持ち始めています。表現された格好良さはありませんが、自然と出来上がっている生活としての臭いが、また魅力的です。
 それ自体が古いものなのだと言われてしまえばそれまでですが、そこはまだ諦めきれないものがあります。


(ゆ)
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