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列車の移動
 インドでの長距離移動の手段として主要なものの一つに、列車があります。ネパール・カトマンズから次なる目的地のDelhiまで直行便をとることが出来なかった私たちは、ひとまずVaranasiまで飛び、そこから夜行列車を利用することにしました。列車で長距離移動するのは、図らずもこれが初めてのことです。

 しかしこれが遅れに遅れました。

 構内放送に耳をすますたびに、出発予定時刻が繰り下がっていきます。20時出発予定だった列車は、とうとう夜中の1時出発に。ですが文句を言うような人はいません。これが主要な移動手段たる証明も言えそうです。
 夜が更けてくれば、ホームに毛布のような大きなショールを広げて家族で眠りにつきます。目の前を牛が糞たれながら横切ったり、単車や自転車も行き交います。あまり見慣れない様子を、逆に楽しむことも出来ます。
 結局到着は7時間も遅れてしまいました。当然予定には間に合いません。

 でも面白かったのは、列車の中で大人たちが小さな子どもをあやす様子です。子どもが朝早くから騒いでいても、怒る人はまずいません。
 また、例えば小さな子どもを連れている家族が車両にいるとします。すぐ近くにまた別の小さな子連れのお母さんが座っていれば、「おばちゃんのところで遊んでおいで」と促します。指名されたおばちゃんも自分の子どもを足元に、やってきた子どもを股の上に、一通り遊んであげて「さあ、おかえり~」となります。歩いていってしまった子どもを、「自分の席のところまでやってきたよ~」と、おじさんが笑顔で抱えてやってくる場面もありました。面白いものです、とても勉強になります。

 帰りもDelhiからKolkataまで長距離列車を使いました。こちらはほぼ遅れることなく、夕暮れや農村風景をのんびり眺めることが出来ました。Varanasiの駅にて列車を待つ。
 数回に渡って旅を振り返ってきましたが、これで最後。コルカタの生活の再開です。


(ゆ)
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