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Shanti
 コルカタにラーマクリシュナ・ミッションという機関があります。僕は以前、ここでベンガル語を習っていました。
 ラーマクリシュナ・ミッションは宗教の一般的な区別(ヒンドゥー教、仏教、イスラム教、キリスト教、など)を超えた修養施設ですが、同時に人道支援活動や文化橋梁普及活動もおこなっています。厳密には前者が僧院、後者がミッションとして分かれているのですが、自分が通っていたミッションの側から、僕はひとまとまりに捉えてしまっています。

 ここでベンガル語を教えているShanti先生は、20年も前に習った人も彼に教わったという、キャリアの長い人です。大変熱心に教えていただきました。(わ)の妊娠が後期に入ってからは、残念ながら一年コースの修了の前に、途中から通えなくなってしまったのですが、それからも僕の学習をサポートして下さいました。また、(う)の無事な誕生も毎日祈っているともおっしゃっていただいていました。僕の好きなインドと言えば、彼の顔がその一つとしてすぐ思い浮かびます。
 しばらくお会いしていませんでしたが、ミッションの近くに行く用事ができたので、彼に(う)を見せたいと思って電話してみました。大変喜んで下さり、夕方会うことになりました。

 ミッションのゲートの前で落ち合うと、僕たちを見つけてまず大きな笑顔。そしてバスの揺れですっかり眠り込んでしまった(う)の頬に触れ、こんなことをおっしゃいました。
「ラーマクリシュナはシンプルに生きなさい、と言ったよ。心配事をせずに、シンプルに。ほら、赤ちゃんは心配なんてしないでしょう。疑いもなく、理想のお父さん、お母さんとして受け入れるでしょう。まるでそのように。そして大人である僕たちが疑いもなく信じられるもの、それは神様だよ」と。

 僕は神様について特に教わろうともせずに生きてきましたが、これまでの経験から、こういうものを神様と言うのではないかしらと思うところが、なんとなくあります。Shanti先生のアドバイスは、それにも適うように思いました。だからというわけではありませんが、単純に嬉しかったです。

 いろんな人に会う機会が続いています。手作りの料理や送別のプレゼント、温かいもてなしばかりでありがたい。日本に戻ってからも、たびたび思い返すこととでしょうね。どうもありがとうございます。

  

(ゆ)
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