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ルーフトップカルチャーでへろへろ その2
 今年も友人の自宅へ、ホーリーで呼ばれました。
 なんだか落ち着かない日が続いているので、今年はお断りしようとも思いましたが、しばらく会えないままだったこの友人は(う)を見たくてしょうがなく、また今度はいつ会えるか分からない彼からの熱烈な招待であったので、「控えめに!((う)への色かけは厳禁、(わ)の皮膚から(う)が飲み込んでもいけないので(わ)へも厳禁、油っこい食べ物を強要しない、など)」と念を押して、出かけました。でも参加できてよかった。招待ありがとう。

 本番はこの日と信じていましたが、2日前くらいから、市場では色粉や水鉄砲などがずらりと並び、前日には顔中に色をつけてはしゃいでいる人をよく見かけました。おそらく調子に乗って人につけられたのでしょう、買い物に出かけて偶然すれ違ったとき、並んで歩く白人のお姉さんとおじさんの頬にも、手のひらの赤い跡がはっきりついていました。
 今年も午前中のまだ街が賑やかになる前に出かけました。タクシーから眺めていると、なんだか昨年よりはしゃいでいる人が多いような気がします。意外だったのは、テュピをかぶった人も色かけをし、また真っ赤になっているのをよく見かけました。ホーリーはヒンドゥー教の人たちによる騒ぎだと信じていましたが、毎年の休日で、近くで愉しそうに騒いでいる人があれば、自然と参加するようになるのかもしれませんね。現に、ヒンドゥー教徒になりえない僕たちが、こうして参加しているわけですから、交じり合って遊んでいる人もいるかもしれません。この様子は昨年は気づきませんでした。

  

 友人宅に着いて、まず部屋でちょっとおしゃべりした後は、騒ぎ出したいメンバーはすぐ屋上へ。そして最初にするのは、この日当たりのよい屋上に影を作ること。布を広げて、壁と柵にくくりつけます。
 この影の中でインドのスパイス焼き鳥を作り、またその横で、この日依頼されて作りに来ているフリーランスの料理人がカレーを作り、ただでさえ日差しの強い屋上は、調理の火のおかげでさらに暑くなります。こうなると、昨年も大暴れだったダリヤという女の子が大興奮。徐々に人が集まってくると、いつのまにか顔も服も真っ赤になった人ばかりになってしまいました。周りの屋上を見渡すと、やはり騒いでいるところがたくさんあって、それをニヤニヤ見ているのが見つかると、水風船が飛んできます。でも届かない。下の階の部屋に飛び込んだはずですが、怒り出す気配もありません。

 この炎天下で火に当たり、酒を飲み、色をかけ合うのですからみんなすっかりへろへろ。いつの間にかホーリー音楽に合わせて踊りだし、この日雇われただけの料理人のおじさんも巻き込まれて真っ赤っか。彼にとってはいい迷惑でしょうが、それでも最後は笑顔で、みんなでカレーを食べました。
 我が家のメンバーの中でへろへろになり、まだ色が落ちないのは僕だけ。(う)は頭のティカだけ、(わ)もティカとほっぺにちょっと塗られただけ。上出来です。気を使って守ってくれた友人たちにも感謝します。

   

  

 しかし暑い日でした。日を浴び続けた僕は、帰ってからもふらふらでした。そういえば最近は、日中には35℃前後に達する日が続いてうんざりしはじめていたところです。夏本番を迎えるのだなぁと思っていたら、夜中、授乳のために起きると、外がざわざわ言っています。やがてゴロゴロ鳴り始め、空が青く光始めました。冷気が気持ちよく、すぐ眠ってしまいましたが、次に起きたときにはもうすっかり嵐の様相でした。
 朝起きて、見ると、ベランダは撒き散らかった様子で、鉢の植木も斜めになっています。雨が最後に降ったのはドゥルガ・プージャの頃ですから、半年ぶり、しかも昨年と同じように暴風雨でした。季節変わりはどれも、昨年より早いペースで進んでいるようです。


(ゆ)
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