2016,08,01, Monday
教員免状のない聴講生なのですっかり油断していましたが、僕も修了認定試験に臨まなければならないのだそうです。認定試験は、授業案を作成するという楽しげなものでしたが、慌てました。
学校教育に携わっていない僕はほかの参加者と違って、授業の枠組みに、ここで目の当たりにした水俣病事件をどう活用するか、という発想ができません。そこで、児童全員の顔が思い浮かぶ(う)のクラスでどんなことをやってみたら面白いかな、という視点で、『じぶんムラWS(ワークショップ)』というのを考えてみました。 ワークショップの概要は次の通り。 1. 児童それぞれが『自分のあだ名』をつけるべく、4人ぐらいのグループで自己研究をおこなう。 2. そのあと、『自分史』を作り、発表する。これは1人でおこなう。 3. 2人1組になって、お互いの自分史を交換してインタビューし合い、相手の『自分史』(他人史)を深める。 4. 他己紹介という形で、『他人史』を発表する。クラスにどんな個性がそろっているか分かったところで、クラスに『○○○村』みたいなニックネームをつけて、最後に村長を選挙して決める。 --- 僕にとっての水俣での学びは、こういう形でまとめてみました。 水俣病事件の構図というのは、いろんな場面で縮図として表れ得る。そういう現実に対して、自分に何ができるか、と考えたときに『主体性』ということがポイントになると、この3日間を通じて思えてきました。『主体性』を教えることなんて僕にはできないけれど、自分のことを言ったり、相手の話を聞く練習を通じて、お互いを大事にしていくことはできるのではないか。そしてそれが、“自分たち”の社会について考えるきっかけになる。 このワークショップのねらいは、こんなところでしょうか。 (ゆ) |
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