How to
図 1-6:感光 1 縦横3素子からなる、 合計9素子の撮像 素子を、考えます。 |
図 1-7:感光 2 その中心部、ほぼ4素子 相当分に露光があったと します。 |
図 1-8:感光 3 ISO100に設定して、撮影 すると中央の撮像素子 しか反応をしません。 つまり、確実にコンタクト できたものだけを認識 さた結果です。 |
図 1-9:感光 4 ISO200に設定して、撮影 すると受光量 1/2 の光 にも反応しました。 つまり、まあ 半分くらい まで感じたからと許して くれちゃうと… |
図 1-10:感光 5 ISO400に設定して、撮影 すると受光量 1/4 の光 にも反応しました。 一部でも、なびかせてく れたのを、恩義に 感じて… |
ISO表示 DIN表示 100 21゚ 125 22゚ 160 23゚ 200 24゚ 250 25゚ 320 26゚ 400 27゚換算式は: DIN=10・log(ISO)+1 なんだそうです
(n-1) an=15X(1/2)こんな公式はどうでも良いですね。つまりは右隣に行くに従い、露出時間が半分ずつ に減る「等比数列」といいます。これだけは覚えておいて下さい。
他には、「B」:バルブといって、シャッターを押している間だけ、露光したり。
「T」:タイムといい、一定時間の指定を行って、決められた時間の間だけ露光できたりも します。
c.絞り
図1−11:凸レンズの絞り概念図
そうです、第1回のレンズの説明に使った概念図に少し手を加えてみました。
手を加えたというのは、概念図なので、レンズの被写体方向に絞りをくわえただけです。 つまりこのレンズは、最大に開いた絞りの時がレンズの口径に相当します。(本物のレンズは、 このように簡単な構造ではなくて、複雑ですからこんな幼稚な仕組みでは説明し切れませんし、 筆者の頭には理解不能ですが、まあおおよそこんなところで、理解して頂ければ、さほど 大きな過ちはないだろうと思います。)
このレンズの「F値」:レンズの明るさ は、次の簡単な式で導き出されます。レンズの口径 F値(レンズの明るさ)=────────── レンズの焦点距離
1、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16、22、32、…
この数列も見かけ上は、公比が √2 の等比数列になります。
ところが、この数字もカメラでは逆数で表示してあり、尚かつ分かりやすくするために レンズの口径を数列として表しています。従って実際に露出として効いてくるのは、 それぞれの 面積すなわち
2 A=πrこれは、ご存じ「円の面積」を求める公式ですよね。この公式の中で π (:円周率)で共通ですから、r (:口径あるいは絞りの半径)の自乗が比例関係にあることになります。
つまり、口径も焦点距離も同じ 50 ミリのレンズがあったとすると、そのレンズは F1.0 と 表され、口径が半分に小さくなれば、F2.0 といった具合で。すなわち、右に行くに従い 面積が半分ずつ に減る等比数列と言えます。
さてこれで役者は出揃いましたね。「シャッタースピード」は露出時間が半分ずつ に減り、一方の「絞り」も面積が半分ずつ に減る数列同士でした。この両者が出逢ったとき、武蔵と小次郎の巌流島での一騎打ちに なるのでしょうか? この続きは次回です。
なんか昔あったらしい(…?)、紙芝居風ですね(…?)。