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「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」

という小林一茶さんの俳句がありますが、数年前の僕は、この句に描かれた様子を思い浮かべると、「うわぁ、厄介だなぁ」とハラハラした気持ちになったものでした。
 というのは、子どもって、一緒に遊んでいるうちに訳が分からないくらいテンションが上がって、どうしたら良いのか戸惑ってしまうことが、僕にはよくあったからです。なぜか僕に怒りをぶつけてくる子もありました。
 時代は江戸時代。雪が解けたなんて一大時に、村中の家から子どもたちが飛び出してくる。出来たらコタツで丸くなっているか、沖縄の親戚のうちに逃げ込みたいところです。

 ですが最近は、子どもたちがバラバラに持っている引き出しというか、知識とか記憶のようなものが、彼らの中で勝手に連鎖反応のようなものを起こし、途方もなく止まらなくなってしまう様子が逆に好きになってしまっていて、出来ればそのきっかけになりたいとすら思います。わくわくします。出来るだけ止めたくない。こんな考え方自体が無責任ですので、怪我は一生の思い出になる、などと自信を持って言うようにもしています。

 最近、コルカタのある小学校の美術の時間に参加する機会を得ています。昨日はその2回目。この日はペンのドローイングを描いて、それに、色鉛筆で彩色してみる授業。ちなみに、『身の回りのもの、それに人格を持たせてみましょう』というテーマででした。
 なかなか面白い絵がたくさんありました。次々に見せにくる子どもたち。描いている様子をデジカメで写したりすると、歯止めの利かない雰囲気が、もやもやと沸いてきました。
 ですが、みんなの様子がいよいよおかしくなってきたところで、先生の叱責により沈下。ああ、もったいない。でも慌てるでない、また参加する機会もあることでしょう。止めておきたい大人の気持ちも、分からなくもないですし。


(ゆ)
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