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君となら
材料をそろえ 皮を伸ばし 焼きあがったものを皿に盛る

 いくつかある「作るのが好きな料理」のひとつに、餃子があります。一人で気ままに作りおきもよくしましたが、みんなで作ってその日に食べてしまうようなのも、これまた楽しいものです。

 よく思い出す、思い出に残る餃子作りがありまして、そのときは十数人が集まってやりました。ベトナム人、フィリピン人、引きこもりと呼ばれるおにいちゃん、農業に関心があっても全く料理が出来ない若者などなど、初めて会った人もいたかな。餃子を食べるのも初めて、もちろん作ったことなどない人がほとんどでした。
 餃子作りのよいところには、このような経験のない人とも楽しみながらワイワイ出来るところ、というのがあると思います。「切る」「刻む」「交ぜる」「捏ねる」「待つ」などなど、節で区切ってしまえば、どれも単純な作業ばかりです。一人か二人、“みんなでやる”ということに意識的な人がいれば、全体は充実感を持って上手く流れていきます。
 皮も、めん棒などなくても大丈夫。台の上で、よいしょよいしょと両手で引き伸ばしていきます。この荒さは、焼き上げるともっちりとして、なかなか美味しいのです。

 最後はみんなで具を包んでいきます。自分たちで食べるのですから、お店で出されるもののような形でなくてもよいのです。点心のようなものができたり、パンプキンパイのような形のもの、ただ平べったいもの、破れかぶれ。
 これぞ、個性。
 食べたことない人もあるのですから、無意識に出来上がりの様子を志向していきます。意外と不器用なおねえちゃんと小競り合いもなかなか。本当、面白いものです。

 きっと、そこにいた誰もが予想していなかった共同作業だったはずです。とにかく僕は、満足感でいっぱいで、食べるのが楽しくてしょうがなかった。
 作ることだって、大事な「食事」だと思います。目の前に出された料理が美味しいか不味いか以上のことがあります。お片づけも大事なこと。でもその前に、まだ明るいうちからビールなどを買ってきて、夜まで唄って騒いだのでした。

小麦粉を水と捏ねるだけ 具を交ぜ合わせるだけ 熟成は唄って待て

60個くらいできました でき立ての餃子を焼くのにはコツがある 食べるということは、楽しくなくちゃいけない

 土曜日、久しぶりに餃子を作りました。この思い出の餃子作りの話をしたりしながら作りました。
 お出かけ中に思いつきで午後から餃子作りをすることに決め、近くで手に入る食材を買って帰り、思ったよりもたくさんできそうなので、急遽、夜は餃子パーティをすることに。早速誘った友人は「早く言ってよ」とビールを抱えて、餃子の皮包みから参加。
 ビールとともに、また楽しい、餃子作りでした。祝杯のビール

ちなみに、餃子は「得意料理」ではなく、「作るのが好きな料理」でございます。


(ゆ)
| 日々 | comments (2) | trackback (0) |
あらま、きみちゃんたら学生の時に餃子、ピザ作っていたのねぇ。一部同じ学生時代を過ごした者として、味わってみたかったな。卒業から2年越し、再会は年度末だね!
| わ | URL | 2007/10/16 08:17 PM | mEo0XITc |

学生時代はたまに餃子を作ってましたね
シンガポールに来てからはつくってなーーい!!
昔はピザとかなんでもつくってたっけ・・・
初心を思い出しながら育児の合間につくりたいですね
年度末の渡星には是非我が家に泊まってください!
一緒に料理しましょう!!!!もちろん餃子!!

| kimiko | URL | 2007/10/16 06:57 PM | 56jj.h9w |











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