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ポリチティ ~豆拾い大会編
 久しぶりに訪れた土曜日。その日は、いつもの明るい3人のスタッフがいて、利用者の女性が4人いました。遊びに来ていた友人と私たち2人も加えると、広くはないその場所は大の賑わい様です。 ある女性は、

「3軒のうちで家政婦業を掛け持ちして、1軒目と2軒目の間に時間が空いちゃってね。それでにここに来ていの」

と話してくれました。またある女性は、

「この間の大雨で村の池が氾濫して、浸水した家の中に魚が泳いでいるのよ~!、それを釣って夕飯にしたわ」

なんて衝撃的な話も聞かせてくれました。また、あるお婆ちゃんは、

「この間、白内障の手術をしてね。右目は見えるようになったんだけど、左はダメだった。これで全財産使い果たしたんだよ。それからあなた、子どもはあまり多く産みすぎてはだめよ。面倒見切れないからね。私は文字が読めないけど、読ませるようにさせたほうがいいわね。でも産まないってのもだめよ。自分の老後に面倒見てくれる人が必要なんだから。」

と白くなった左目を見せながら、しきりに話してくれました。

急に始まったルール説明 さぁ、スタート! む、難しいじゃないか!?

 この日は、スタッフの提案で「豆拾い競争」が実施されて大盛り上がり。なんてことはない、準備もルールも簡単。広めの器に膨らまし米を敷き詰めて、そこに丸いヒヨコ豆を混ぜ込みます。1分間で、いくつのヒヨコ豆を取り出せるか!それが勝負。なーんだ、簡単じゃないか、と思うなかれ。私も佑貴も真剣に優勝狙っていどんなこの勝負で、圧勝したのは、家で魚釣りをする彼女でした。うーん、手つきが違うもの。ガッツポーズする彼女が、偉く偉大に思えました。

正座して本気で望むも、むなしく 大会終了後の散らばった米粒 集めても集めてもファンで飛び散る米粒

 こんな陽気なポリチティのお部屋。「ポリチティ」が持つ「知り合い、親しい」という意味にふさわしく、小規模でも何か心強いこと、ほっとすることが生まれる出会いの場所になっている様子が心地よい。そんな風に感じさせてくれる、とても素敵な場所なのです。立ち寄っていた女性たちは、どんな風に感じているのでしょうか。

(わ)
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