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日曜日 惨事編
 コルカタの日曜日はほとんどの店が閉まっています。「どこかで時間つぶせるかな?」...選んだのは日曜日の朝に珍しく明かりのついている喫茶店、ガラス扉をあけて「入ってもよい?」と聞くと、まだ掃除も済んでいない様子でしたが、今日最初のお客さんとして快く迎えてくれました。
 PARK STREETにあるこの喫茶店はイタリア系企業のフランチャイズチェーン、とても美味しいコーヒーを入れてくれます。お腹いっぱいご飯を食べたところなのに、我慢しきれなくてパンケーキまで注文してしまいました。気分よくおしゃべりを続け、飲食も済んでようやくひと段落の頃、突然外で大きな破裂音が響きました。

「ありゃ、こりゃ交通事故でも起きたかな」、とても大きな有名な通りなので安易にそんなことを思い、外へ出てみると、砂埃でもやのようになっています。思いのほか近く、というよりほんの50m程度、目と鼻の先です。
周りの人々も誰も、何が起きたのかまだよく分かっていない様子 とっさに店を後にし、改めて外の通りに立ってみてもよく分かりません。周りの人も集まってきましたが、何が起こっているのかよく分からない様子。もう少し近づいてみると、強化ガラスがあたりに飛び散っています。思ったよりも大きな事故なのかもしれない、顔を上げて周りを確認すると、とんでもない! マクドナルドの店先が吹っ飛んでいます。よく見ると二人路上に倒れている、大人たちが集まり少し離れたところへ移動する、一人は頭がぱっくり割れている、血だらけだ、通りかかったタクシーに乗せ込み、数人が同乗してすばやく走り去りました。思わず手を合わせ、無事をお祈りしました。もう一人の倒れていた人は、いつの間にか見当たらなくなっていました。おそらく同じようにして病院へ向かったのだと思います。

事故はマクドナルドで起こった タクシーに運ばれる血だらけの人

 やがて消防車、テレビ局などのメディア関連の人々、警察などが次々と集まってきました。街行く人々の話を聞くと、どうやらガスシリンダーが爆発したとのこと。この場所で竹笛を売っている少年は「本当にびっくりして逃げ出した」と言っていました。立ち去る人も現れ、この場と私たちの気持ちもようやく落ち着いてきました。私たちも次の用事へ向かうこととしました。

軒先に落ちた店看板 道路幅30m以上ある対岸まで吹き飛んだ店のシャッター 次々と集まる消防隊や警察官たち


翌日の新聞報道によると、爆発の原因はエアコンの不具合によるもので、結果的にガス漏れ状態のところへ、開店準備に火をつけたために起きたようです。
1名死亡とのことです。おそらく私たちもみかけたお二人のどちらかと思われます。とても残念な気持ちです。ご冥福をお祈りすることしか出来ません。

○地元紙の記事
http://www.telegraphindia.com/1070813/asp/calcutta/story_8186352.asp
http://www.telegraphindia.com/1070813/asp/frontpage/story_8186645.asp
http://www.thestatesman.net/page.news.php?clid=1&theme=&usrsess=1&id=166088
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