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きれいな満月だぁ
 目の前は幅広の線路で視界は広く、あたりのスラムも寝静まったのか、静かになってきて夜風は気持ちよく、屋上にゴロリと寝転がりました。「きれいな満月だぁ」

 以前講演会場で「こんにちは」「さようなら」程度のご挨拶をしたときの様子がとても印象に残っていたので、何とかこのお上人さまに連絡を取って訪問したときのこと。7月30日は彼らが『満月祭』と呼ぶ日で、「地元の信仰の様子がよく分かりますし、この日はここの世話びとの誕生日会も開きます、みんな集まって食事を取ろうと思っているのでぜひおいでください」と、誘ってくださいました。この屋上はコルカタの日本山妙法寺の境内なんです。

 あたりのスラムの子どもたちが騒いで遊んでいる中、ヒンドゥー教の方々だと思うのですが、次々とお参りにやってきます。お経が気持ちよく響く中、台所へ行き、当の世話びとが作る夕食の様子を見ながら、ほんのちょっとお手伝いしながら、料理のお勉強をさせていただいてしまいました。途中で内緒の味見、「ああ、同じ食材でこんなに美味しく出来るのか」とびっくりしてしまいました。
 この日は長くお付き合いがあるらしい仏師、隣の州からやってきたお上人さまがもう一人、そして私たちが加わって総勢11名にもなっていたでしょうか。なんとも楽しげな晩餐です。いろんな情報や会話も楽しみ、気分よくなって屋上へ。見上げるとビルのすぐ上にぽっかりまんまるお月様。ああそうか、今日は『満月祭』だったんだ。
 帰り道、街はまだまだにぎやかでした。スラムの子どもたちも、少し離れたところで騒いでいました。男の子も女の子も取っ組み合ったりしていました。まだまだこの満月の下、寝静まるわけには行かないようです。ただただ、境内が静かなだけだったのでした。
| マサヤンハウス | comments (0) | trackback (0) |










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