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住居について
 2週間空けて帰って見てみると、残念ながら台所とタンスの洋服に多少カビの発生を認めてしまいました。毎日お目にかかったヤモリさんも、留守中にいなくなってしまったようです。

 インドは外国人にとって、“優雅な暮らしが出来る国”として、上位ランクインを果たしているそうです。
 物価も安く、「医療が整っている」「家政婦を雇える」といった“ぜいたくさ”に関する質問でほとんど当てはまるのだとか。なるほど、そういうことなら思い当たりますが、でもコルカタ人は、大金持ちというわけではない一般の家庭でも、お手伝いさんをよく雇っています。
 一日中とはいかずとも、午前中だけ掃除と洗濯だけお願いする、という場合などもあります。もちろん、無慈悲な扱いや嫌がらせを受けるといった社会問題も起きてはいるようですが、一般的には地元の人にとっては受け入れ易い、普通の人間関係のようです。また皆がみんな整った医療を欲しているかと言えば、そういうわけでもありません。

  

 一方「人を雇うなんて贅沢だ」という先入観の抜けない僕たちの家は、不在中の2週間誰も立ち入ることがありませんでした。昨年の経験から対策していった甲斐があって被害はさほど大きくはありません。帰ってきてからは、新たな被害は発生していません。
 やはり人が生活していることが、家にとって一番よいようです。
 とはいえこんな僕たちには大きすぎる家です。風土とは無関係の造りなのでどの箇所も放っておけず、現在、なんとか全ての部屋を利用するよう努めているといった具合で、ベランダの植木に水をあげる時間を過ごすだけというのもあります。

 ここでの暮らしはおそらく残り数ヶ月。諸事情により引越しするのも容易ではないので、この先もこんなアンバランスな生活を続けます。
 これからも、生活のしやすさよりもむしろ不可解さから、なるべく多くのことを吸収していきたいとあらためて思う次第です。


 日本へ一時帰国してからこの3、4週間ほどの間、どちらの街も歩いたり、ニュースを見たり、また思いふける中で考えたことを6回にわたり書き綴ってきましたが、今回でおしまいです。今後はいつもの『ちょっと退屈な日々』に戻します。これからもどうぞよろしくお願いします。
 また、マサヤンハウス3もあいかわらず続けていきますので、近くにいらっしゃる際はぜひお立ち寄り下さい。ご一報、お待ちしています。


(ゆ)
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