2008,12,05, Friday
アパートの我が家のドア向かいの部屋に住んでいるのは、おばあちゃん。年齢は80を大分過ぎているようですが、見た目は100歳を上回るような感じ。おばあちゃんのお茶目さというより、人間としての貫禄が刻み込まれた顔つきで、魔女、というより時折り化け物のように見えることもあります。独り身の彼女には使用人として働く女性が、19年も付き添っているのだそうで、彼女のことも、僕たちは大好きです。
(う)が生まれたことを伝えて、誰よりも一番最初に我が家を訪れてくれたのもこのおばあちゃん。お祝いに少し大きくなってから着られる服を買って、自分の部屋にも戻らずに、そのまま駆けつけてくれました。次の回には『ミシュティ』という名前をつけて、勝手に呼ぶようになりました。その後もちょくちょく遊びにきてくれます。(う)が生まれるずっと前からも、彼女からすればひよっこのような僕たちのことを何とは無しに気にかけてくれていたようで、会ったときに挨拶をすると、びっくりするような時間差で返事をしてくれます。そんなやりとりが可笑しくて、(わ)との話に出てきます。 続き▽ |