2008,11,28, Friday
![]() コルカタの街を歩いていると、屋台の前に皿ごと置かれた食べ残しやゴミ溜めに犬やカラス、スズメなどが集まってついばんでいるのをよく見かけます。ですが彼らの食事はどこか落ち着きがなく、ひと口ついばむごとにキョロキョロして、人が一歩近づくだけで逃げていってしまうこともあります。 好きでサバンナやジャングル、海中の動物や魚を映したドキュメンタリ番組をテレビでよく観るのですが、その中に出てくる生物たちも同じような様子なので、これは野性なのかもしれません。安心して食事をとれるということは、人間のありがたい特性なのかもしれません。あるいは人間の暮らしぶりは、極端に、野性がなくなり過ぎているのでしょうか。そう考えるとどこか情けなく、なんだかさみしい気持ちででんぐり返ししたくなります。 続き▽ |