816 大平寺跡と伊吹野 

滋賀県  米原市 
 H25年3月17日
Hさん、くぼちゃんと3人

 伊吹集落駐車場〜道路〜セメントコンベア〜
鉄塔〜堰堤〜道路に〜
大平寺集落跡 記念碑〜ゲート〜梅林〜
峠のシシ垣〜小泉分岐〜小泉集会所〜
セツブンソウ祭り会場〜大久保駐車場〜
上板並駐車場〜アズマイチゲ〜上板並駐車場







鉄塔から伊吹山  (ずっと見たいと思っていた展望です\(^o^)/)


伊吹山は標高が1377mと低いですが、
特殊な気象条件で雪も多く
全山石灰岩でおおわれて、花の種類も多い百名山の山です。
私の家からも見える身近な山ですが
古代から「荒神」として山岳信仰が盛んでした。

中世には弥高、観音、太平、長尾の四箇寺があったといわれてます
この4つの山岳寺院跡を歩いてみたいと思ってました
長尾寺は大久保集落にあり、2011年の3月、セツブンソウの時期に行きました
上平寺と弥高寺は2010年の12月に行きました
その時には円空の修業したといわれる平等岩の祠も行きました。
残るは大平寺跡ですが、、
ここは大平寺集落が昭和38年まであり、そこにあったらしいのですが
豪雪地帯のため、集落ごと大阪セメント工場に譲渡して
春照(すいじょう)地区に集団移転してしまい、、
集落跡は大阪セメントの私有地内に、、あるようです。
ネットで探してみても、中々記録がなかった。
伊吹山案内の本をみると、伊吹集落から大久保への昔道からか、
大富川からは入れるようです。
この話をHさんにしたところ、そのあたりは歩いたことがあると、、
「鉄塔まで登って、一旦大富川へ降り、鉱山跡に行った。」と
このお話の鉄塔、、は、三合目の薬草園から西へ行ったあたり、、、
白ジャレの見えるあたりです、、たぶん、、(^−^)V
七尾山を歩いて稜線に出た時に、その展望を期待してましたが
藪で、(汗) 樹間から少し見えただけ、、でした。
今回の鉄塔からなら、きっと見られると思いました。
早速、Hさんに案内をお願いして、くぼちゃんと行って来ました



付近の地図


3月17日
 7:30 自宅発〜8:10=8:20 道の駅 伊吹野 集合〜8:30=8:35 セツブンソウ祭り駐車場 車デポ〜8:40=8:45 伊吹集落駐車場〜
 8:45 駐車場(200mくらい) 出発〜9:05 道路〜セメントのベルトコンベア〜9:25=9:30 休憩〜
10:15=10:30 鉄塔(700mくらい) 休憩〜尾根を降る〜11:05=11:10 堰堤 休憩〜11:30=11:35 道路に〜
11:40=11:45 大平寺集落跡 記念碑(450mくらい)〜11:55 ゲート〜12:10=12:55 梅林 ランチ〜13:00 峠のシシ垣〜13:10 小泉分岐〜セツブンソウ、スハマソウ〜13:30 小泉集会所〜
13:35 セツブンソウ祭り会場〜13:50 大久寺〜13:55 駐車場着〜車で上板並に移動〜14:00 上板並駐車場〜14:10 アズマイチゲ 散策〜14:35 駐車場着〜
14:40=14:45 伊吹集落 車回収 解散〜15:25 帰宅


3月17日
 
 7:30 自宅を出ます
 8:10=8:20 道の駅 伊吹野 集合ですが、早めに着きました
    ちょうどHさんも到着されて、2台で出発します

 
 8:30=8:35 セツブンソウ祭り駐車場があり、そこにくぼちゃんの車をデポします
 8:40=8:45 Hさんの車で、伊吹集落に向かい、集落に入ったあたりで停めます。
    案内の本はもう少し上の道から登ってますが、大富川沿いに鉄塔巡視路もなく、結構苦労された様子でした。
    鉄塔巡視路ががあると楽なのですが、、。
    Hさんのルートは鉄塔に沿って、標高差500m位登るのですが、尾根を登ると言われたので、そちらの方が登りやすいかと思いました。
    登ってみると、鉄塔巡視路はやはりなくて、伊吹山の3合目から鉄塔は巡視に来られるのかな?
    鉄塔には、西からの踏み跡がありました。

  
 8:45 支度をして、駐車場(200m)から出発します。
    伊吹の集落を行きます

   
    踏み跡のあるところ、、「この辺りから入るか、、」と入ります。

  
    ちょっと藪と急登ですが、、上の道路目指します。

  
 9:05 道路に出ました。
     セメントのベルトコンベアの手前の谷を入ります

  
   セメントのベルトコンベアの下をくぐり、350mあたり、なだらかなところに出ます

  
 9:25=9:30 休憩します。
    この辺りにテープ、ペンキ、??山仕事の方か?登山者か?ちょっとわからなかった、、です。

  
    あべまきの樹が多い広葉樹林帯です。
    樹間から七尾山が見えてます
    カルスト地形ですね。

  
    炭焼き窯の跡でしょうか、、再びなだらかなところに。500mあたり、、

  
    空は青い、予報が良くなりました。思ったより、藪こぎがなくて、急ですが、快適な登りです。
    暑いくらいです

  
   やはり、天気の良いほうが良いですね。

     
10:15=10:30 鉄塔に出ました
      休憩します。Hさんから大福をいただきました。ありがとう。m(_ _)m
      見たかった展望です。(^−^)V
      今日は天気も味方してくれて、うれしい。\(^o^)/
      3合目からとみられる踏み跡もありました。
      今度、3合目から来てみよう!

 
    6合目の避難小屋も見えてます
    この左手は採掘されて出来たものではなく、昔からある白ジャレだそうです
    真ん中あたりの8合目付近にソバ畑があった様です
    江戸期に飛騨の笠ヶ岳や槍ヶ岳、乗鞍岳に登った修験者の円空や播隆上人が伊吹山で修行したと、言われてますが
  円空が修業したという、平等岩も見えてますね。


  
   展望を楽しんだ後は、尾根を大富川まで降ります

  
    かなり急なところもありました

  
   このあたりから、、岩倉山にもあったハイイヌガヤの藪
   降りなので、葉に当たらず、そんなに痛くないのですが、掴むと、、痛いです。
   岩倉山では、苦労しました。

  
     スハマソウあり、、
     石灰岩、カルストなのに、、あまり花は見つからなかった。

 
    藪、藪、藪、、痛い

  
    ようやく鉱山が近くに見えてきました

  
   ちょっと広いところに出ます
   杣道のような道が時々ありますが、、道ではないかも?

  
    木が枯れ木で掴んだら、ボキッ折れました。気を付けないと、、、。

  
   堰堤が近いようです
   沢の音が聞こえて来ます

  
   沢はもうすぐ、急な降りで、滑らないように、木の元に足を置いて、、降ります

  
11:05=11:10 堰堤で少し休みます

  
    沢を渡って、、激登り、足元が崩れてずるずる、石も落ちます。少し離れて登ります

  
   トラバースのけもの道を歩いて

      
        道路の手前、七尾山が見えます
        伊吹山は日本そばの栽培の発祥地とも言われて、この辺りも平なので、栽培されてたかも??

      
            山頂方向

 
11:30=11:35 道路に出ました
   ここで、すこし休みます
   もう登りはありません

     
        右の鉄塔から降って、大富川の谷から登り返して来ました。

 
   下に建物が見えます
   降りてみます、と、、なにやら石碑が、あります

 
11:40=11:45 大平寺集落跡 記念碑  右の写真が大平寺集落のあったあたり、「天空の村」と、、
      ありました。(^−^)V
      もう何も残ってないと思っていたので、うれしいです。
      大平寺の建立と集落の集団移転の事が書いてあります。
      他の文献に平成14年の記録には廃墟や仏像が多くあったと書かれてましたが、、。

 
    しばらく歩きます

 
    広い道 伊吹鉱山の道です

 
11:55 ゲートが、、あらら、、廃鉱ではなかった。
    今日は休みですが、稼働している模様です。

 
    立ち入り禁止ですが、ここから侵入禁止、、すみません m(_ _)m 中から出てきました。

  
   適当に降ります。再びセメントのベルトコンベアの下を潜ります

 
    いい感じの良い空間です。藪っぽくないし、、、。
 
     
12:10=12:55 梅林に出ました。
     暖かくて、ピクニック気分で伊吹山を見ながら、ランチにします。

 
    くぼちゃんにコンロをお願いして、海鮮鍋とふきのとうの天ぷらとふき味噌でおにぎり、、ランチ、食後にコーヒータイム
    いろいろ山の話、、池口岳は、、気になる山ですが、、
    まだ南アは聖、光も登ってないので、、そちらが先になりますね。
    ふき味噌とフキノトウはもらいものでしたが、、(汗)

     
    ここから、まったりとセツブンソウ祭りの会場に、伊吹から大久保までの昔道です

 
   しっかりとした水道が、、ちゃんと生きてます。
   灌漑用?、、畑は使われてない様ですが、、。

 
13:00 峠のシシ垣、、畑作のシシ避けの垣根です。

  
    こんな道をまったりと歩きます

     
         砕石場の展望も目の当たりに、、面白い展望です
         ここは砕石で変貌してますね

     
       奥は金糞岳方面、、七尾山からカナ山までは登りましたが、その先が繋いでないですね〜
       みれさん、kayoさん、林道の雪が解けたら、行きましょう。

 
   昔道は続きます

 
   別荘風の民家があり、その畑にフクジュソウ、、道端にはサンシュユ

 
   小泉集落の上辺りに来ました
   いつも来る林道分岐まで来ました。
   Hさんはこの下のところは来た事がないと、、。
   ここのスハマソウは気になってるので行きます

  
13:10 小泉分岐から
   セツブンソウ、スハマソウのオンパレード

  
   セツブンソウは終わりがけ、スハマソウはちょうど見頃でした。
   ツーショットです。

 
   まだまだ咲いてるセツブンソウ

 
    崖のところにはスハマソウがいつものように、、
13:30 小泉集会所に

  
   車道をセツブンソウ祭り方向に
   いつも通る民家の庭にアズマイチゲやアキバナノアマナ、、。

    
    ヒメオドリコソウにタチツボスミレ、、春ですね〜

 
13:35 セツブンソウ祭り会場は人人、人、、、
    達人の長靴姿は浮いてるかも、、重装備の私も浮いてますが、、(汗)

  
13:50 大久寺、、
   祭りをしても、あまりお金も使わないし、地域の活性化になるかな?と疑問に思いましたが
   達人さん曰く、、「うれしそうに応対してる、道沿いの民家の方たちをたくさん見かけて、、これも活性化のひとつ」、、と。
   そうですね。ずっと、セツブンソウが守られて、、お祭りが続きますように、、。
   また来年も来ます。

     
13:55 駐車場着
    アズマイチゲの花見に、、車で上板並に移動します。
    昨年も間違えて、、停めたんだっけ、、(汗)
    上板並の集落の人に道を聞いて、、戻ります。
    これも昨年と同じだった、、(汗)
    正しくは下板並の集落です。
    
 
14:00 上板並駐車場から、、行くと梨丸家の車が、、急いで電話すると
    正面からかみちゃんの地声が響いて来た。
    電話で話してる、、より、、声が大きかった。(汗)
    はうさんが昨日、「ありありどんどん」の電話番号を聞いてきたので、、伝えましたが
    アサちゃん&kazuさん、梨丸&かみちゃん、finさん、とはうさんの6人の団体さんだった、、。
    韓国料理でランチ後、ここに来たらしい、、暖かいし、ちょうどいい感じのハイキングですね〜。
    でも、、なんと、あの「ありありどんどんん」の食事をほぼ完食したそうな、、(汗)

 
14:10 アズマイチゲ 散策に

 
    どやどや、、団体で、、

     
        可愛い三人娘

 
    土手にも、、

 
    ここで、お別れ、、団体さんはこれからセツブンソウに向かうそうな、、。
    素敵な写真のアップ待ってますね〜。

 
14:35 やはり、、神社を通って、駐車場に
    来年はここに停めない、、覚えていなくては、、(汗)

 
14:40=14:45 伊吹集落まで行き、Hさんと解散
    ありがとうございました。
    今日は見たかった展望と大平寺跡の石碑も見られたし、良かったです。m(_ _)m

      
15:25 帰宅しました。運転のくぼちゃん、お付き合いありがとう。m(_ _)m

今日は伊吹山の見たかった展望が見られて良かったです。
大平寺の石碑もあったし、おまけにまったりと昔道も大久保まで歩けてよかったです
Hさん、案内ありがとうございました。m(_ _)m
大平寺跡の事をずっと、気にかけてた福ちゃんと、どらさんを誘いましたが、、
都合が悪く残念でした。
鉱山が稼働中で、お休みの時ではないと、難しいかもしれませんが、今度案内しますね。

      


*登山口まで   1時間10分(車デポ 20分)
*行動時間     5時間50分(休憩時間 40分+ランチ 45分)
    登り 鉄塔まで   1時間30分(休憩時間 5分)
    鉄塔            15分
    大平寺跡まで    1時間10分(休憩時間 10分)
    大平寺跡          5分
    駐車場まで      2時間10分(ランチ 45分)
    車で移動          5分
    アズマイチゲ散策   35分
*帰り           50分

  
home