663 中国遠征 9日目 大姑娘山登頂日
 

四姑娘山景観区
四川省アバチベット族・羌(チャン)族自治州
大姑娘山   5025m 
 H23年7月18日
ツアー仲間、添乗員さん、ガイドさん
山岳ガイドさん、ポーターさん、含めて21人

キャンプ 1〜鞍部〜山頂取り付き
 山頂〜山頂取り付き〜鞍部〜キャンプ 1
直登ルート〜
ベースキャンプ




大姑娘山 山頂にて 一行の20人
さて、この中に何人日本人がいるでしょう?的画像です。
(一番お世話になった添乗員Tさんに撮ってもらいましたので、残念ながら彼は写ってません)


今日はいよいよメインの大姑娘山登頂日です
朝4時に起床して、明るくなる頃に出発します。
アミノバイタルに酸素を飲んで、ゼリーも持って
登りにはコーラでカロリー補給して
固形物は胃に入れないようにして登ります。
前夜はテント内もそれほど寒くもなく
今朝も冷えこむほどではありません。
でも、ダウンにカッパやら、暖か下着やら着込んで出発しました。
無事に登頂出来ますように、
今回ご一緒した12人のメンバーの皆さんと
添乗員のTさん、ガイドのJさん、山岳ガイドの明さん、キャンプの王さん、
ポーターのヤンさん、ヤンママさん、ミンさん、リーさんの21人で登りました。


今回の行程表


大姑娘山
付近の地図

7月18日
 4:00 コケコッコー 5:005:30 朝食 おかゆ他
 5:50 出発〜6:406:50 休憩〜8:008:05 鞍部に〜8:30=8:50 山頂取り付き 休憩〜
 9:3010:00 山頂 〜10:30 取り付き〜11:00 鞍部〜12:10 キャンプ場 着
12:40
13:00 昼食 (うどん) 13:35 第一キャンプ出発〜14:4014:50 休憩〜
15:1015:25 休憩〜16:00 ベースキャンプ 着
18:40
19:10 夕食(チラシ寿司、なすの煮物、他) 
20:0020:30 登頂証明授与式&歌&乾杯    21:30 就寝 

                    老牛園子 ベースキャンプ 泊  (3800m

7月18日

 
 4:00 今日も添乗員のTさんのコケコッコーで起床です。
      長くつらい夜が終わり、いよいよ登頂です。(^^)v
 
5:005:30 朝食 おかゆと包子と漬物の朝食です
      私はおかゆを少しと、後はテントに戻って、ゼリーでエネルギー補給します。


 
 5:50 そろそろ薄明るくなり、出発します。
     恒例の体操も、めまいがしそうです。(-_-;)
     特にまえにかがんだり、後ろにそると、、くらくら、、このあたりは少し手を抜いてしました。
     下山してから、がんばりますと、、。

     
         キャンプ 1から見えた山々に朝陽が差し込んできれい、モルゲンロード

 
     最初は前方のコルまで、ガラガラの岩の上を登っていきます
     昨日の雨が、みぞれになって、ここでは雪が薄く張り付いてます。

 
    雪で滑りやすくなっていて、皆さん、ポーターさんやガイドさんに助けてもらいながら登ってます

     
        陽もだいぶ登ってきました

 
 6:406:50 休憩します。
     花にも雪が積もって寒そう。

  
     再び、支えてもらいながら、、登りますが
     皆さんが通った跡は、返って滑りやすいので、踏み跡のないところを選んで登って行きます

     
           すっかり、陽が差して、キャンプ 1も見えます

 
     ポーターさんは俗に言う運動靴でも、余裕の登りです。
     添乗員のTさんは、体調のすぐれない人達を前の方にして、上ります。
     かなりゆっくりになりますが、こちらもヘロヘロでありがたいです。

  
    急な感じにみえ、、滑りやすいので注意が必要

 
     頂上へ続く長い尾根には、地質学的に褶曲構造の典型を見事に示しています。
     インド大陸プレートとユーラシア大陸プレートは押し合い、せめぎ合いは、
     地層をかくも褶曲させ、標高5000mの高地に押し上げたのです。(ONさんより引用です)m(_ _)m

      
           褶曲構造の典型的な尾根、すごいエネルギーで押し上げられて、、。

      
         格好いい双耳峰が見えてきました、、名前は、、??

      
           高度4500m以上に雪が被ってます

     
         遥か彼方に、雪をいただいたミニヤコンガが見えてます。と、、
         私には、、はっきりとは、、わからない。わかるのは下に見える日隆の町です

 
8:008:05 鞍部に
   三、四姑娘山が姿を現して、、
ここからトラバースして、頂上直下を目指します。

 
     コルから、キャンプ 1方向とズーム

     
         すばらしい展望です。(^^)v

 
   一列になって、ゆっくり登って行きます
   私は後方なので、前の方を歩いていて、かなりへばってるONさんを「ゆっくり歩かせて」と、
   ガイドJさんにお願いしましたが、彼は知らん顔、(-_-;)
   彼は、どうも高山病を疑っていて、ONさんを早く下山させたかったようでした。
   この行動で、このガイドさんはちょっとどうかな?と思いました。
   王君に頼んでも、彼も初めての高所登山でつらさがわからないようです。
   ONさんは登山経験豊富な方で、自身の状態をよく把握してみえて、頑張って登頂されました。おめでとう。

 
    二姑娘山のベースキャンプが見えてます。この雪渓を登っていくようです
    頂上直下のピークに着きました

       
          二、三、四姑娘山が並んでます

       
              すばらしい眺め

      
             麓の日隆をズーム

 
 8:30=8:50 山頂取り付きで休憩します
    コーヒーを飲んで、ゼリーでエネルギー補給


 
    お世話になった添乗員のTさんとツーショットです。ありがとう(^^)v

 
    ガスがどんどん出てきて、四姑娘山が見えなくなり、、

 
     まだまだ青空  手元の高度計は4900m、100mくらい誤差がありますね。(^_^;)

 
 9:30
10:00 山頂 

      
         頑張った阿繍さんと二人で記念写真

 
     二姑娘山方向ををバックに

 
    山頂先の展望

 
     皆で登頂写真の撮りあいです。私も王君とツーショット

 
    どんどんメンバーが増えてきて、次のグループも登頂してきたので、下山することに

 
    降りは、登りほどはつらくなくて、降ります

 
10:30 取り付きもそのまま休まず、降ります

 
    ガスが取れて、また展望が出てきました

 
11:00
 鞍部からは雪も溶けて、歩きやすくなってました

 
    マンネングサやシコタンソウ

 
    スミレの仲間かナズナかな、、

 
    クッションフラワーに右はキオノカリスらしい

 
   こちらはベンケイソウの仲間 ブルーポピーも

 
12:10 キャンプ 1に着きました

 
12:4013:00 昼食にTさん特製のうどんが出ました。美味しかったです。(^^)v ありがとう m(_ _)m
    阿繍さんとMSさんは疲れがひどく、お馬さんでベースキャンプに下山します。
    運良く、お馬さんが頼めてよかったけど、、阿繍さん揺られて大丈夫かな、、。

 
13:35 歩き隊は先にキャンプ 1を出発します。

  
     ポピーもお出迎え

     
          ブルーポピーも祝福してくれてるように咲いてます

 
     直登ルートで下山しますが、、お花畑

  
     お花を踏まないように、、と言っても、難しいし、、もっと重たいヤクさんに踏みつけられてるし、、

 
    黄色いオドリコソウ?? 
    お馬さんルートで下山する、阿繍さんやMSさん、「おーい」って、彼女たちはふらふらで、わからなかったようです。
    登りに使った、無名峰経由のお花畑コースと
    降りに使ってる直登コース
以外にお馬ちゃんコースもあるようですね。


 
14:4014:50 休憩です
     ゼリーを飲んで、コーヒーも飲みます。行動中は吐き気もなく、うまく降りて来れたようです。
     しっかり腹式呼吸をしながら、、酸素も飲みました。
      
    
 
    花の写真を撮りながら、、徐々に離れてしまいます。(^_^;)

 
    私たちはヤクの放牧地をお借りして、歩いてるようです。
    メンバーの一人が、ヤクの子供の写真を撮ろうとすると、、大人のヤクが数頭近づいてきました。
    すると、ポーターさんが「シャッ、シャッ」と声を出して、ヤクを追い払ってくれるシーンもありました。感謝


    リリウムロフォフォルム、、何度言っても舌を噛みそう、、。

 
   お花畑と大展望の中を歩きます

 
   トウヒレンの仲間かな、、。


   皆さん、花の写真に余念がない、。、一人が「あーっ」と言うと、、なになにと、、。


   サクラソウもずいぶん見ました。(^^)v 右は絨毯。

 
    クワガタソウみたいな花に、オタカラコウに似た花

 
   シオガマにもいろんな色のパターン


    だいぶ降ってきました。ここからかなりトラバース気味に進みます。
   

    シオガマにラショウモンカズラ??  ちょっと疲れて、お休みタイムをお願いしました


15:10
15:25 休憩時間がいただけました。 カノコソウ?


    休憩して、元気が出て、後もう少しで、ベースキャンプに


     マンテマかな

 
16:00 ベースキャンプにやっと着きました。
    行動時間 10時間、長い一日でした。
 
18:4019:10 夕食(チラシ寿司、なすの煮物、他) 
    夕食はまたまたTさん特製のチラシ寿司となすの煮びたし、、今日は食欲がなくて、、あまり食べられなかった
    阿繍さんは疲れがひどく、夕食もパス。ドリンクを飲んで寝てしまった。
    私もふらふらで明日の予定を聞いて、テントでへたり込む。(-_-;)    

 
20:0020:30 登頂証明授与式&歌&乾杯 
     少し休んで、ちょっと元気が出て、証明書をいただきに行く
     阿繍さんは相変わらず、寝てます。疲れが取れないようでした。
     登頂記念の旗にコメントを書いて、証書を、いただきました。(^^)v
     乾杯のビールも一口いただいて、歌も出ましたが、歌えず、、ヘロヘロでテントに戻り、
     腹式呼吸をして、一人コーラで乾杯して、、。
21:30 就寝しました。

     
        今日は皆で登頂できてよかったです。(^^)v
        ふらふらの人も、そうでなかった人も、多分私も含めて、限界ぎりぎりでの登頂でした。
        山頂まで連れて行ってくれたTさんに感謝です。

行動時間 10時間10分 
 大姑娘山   登り 3時間40分(休憩 35分) 
             山頂 
30分 
             降り 
2時間10分 
             キャンプ1 1時間25
             降り 
2時間25分(休憩 25分)


7月18日     老牛園子 ベースキャンプ 泊  (3800m
    

 7月19日に続く NEXT 


   
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