663 中国遠征 7日目 ベースキャンプに
 

四姑娘山景観区
四川省アバチベット族・羌(チャン)族自治州
小金県日隆鎮〜老牛園子  3800m
 H23年7月16日
ツアー仲間、添乗員さん、ガイドさん
山ガイドさん、、ポーターさん含めて21人

日隆〜登山口〜尾根道仏塔〜
管理事務所〜分岐〜老牛園子      



日隆の村長さんとご家族の方と記念写真 

今日はいよいよ大姑娘山にアタック開始です。
今日は麓の日隆(リーロン)からベースキャンプの老牛園子まで登ります。
登山口近くの日月山荘に寄り、スーツケースを預けて
着替えや水分や行動食をお馬さんに預けました
ザックにポットや行動食やカッパなどを入れて
緊張しながら登山口を出発しました。
ベースキャンプの老牛園子は
牧草地の中にある家畜のための休むスペースでした。
今回の登山は牛さんやヤクさんの放牧地を
ちょっとお借りして、歩かせていただいてる感じでしたが、、(^_^;)
お花が咲き乱れて、一面素晴らしいお花畑でした。
「四姑娘山景観区は四川省アバチベット族・羌(チャン)族自治州
小金県日隆鎮に位置しています。
成都の北西220kmに連なる四つの峰:
大姑娘(タークーニャン)山5025m、二姑娘(アールグーニャン)山5276m、
三姑娘(サングーニャン)山5355m、そして主峰.四姑娘山(スークーニャン)6250mをいいます。
四姑娘山の観光区域は海子溝、長坪溝、双橋溝からなり、総面積は1375平方qです。
四姑娘山は東方のアルプスと言われて、美しい山峰の他に、花が多いのでも有名です。
山麓一帯(3000m〜4500m)は湖沼、湿地、草原、森林があり、
6月〜8月にかけて、ブルーポピーを初めとする高山植物がたくさん咲きます。
青いケシ、赤いケシ、黄色いケシ、白いケシを始め、エーデルワイス、クサジンチョウゲ、
アツモ リソウ、キランソウ、キンポウゲなどの花が山一面に咲きます。」
とのガイドさんの説明で、今日は、花も展望も楽しみに登りました。


今回の行程表


日隆
付近の地図

7月16日

 6:00 起床 7:308:00 朝食 ホテル 8:00 集合〜車で〜8:20 日月山荘〜
 8:45 日月山荘を出発〜8:50 登山口 手続き〜
 9:15 出発〜稜線に 尾根道 10:1510:30 休憩〜11:1511:25 休憩〜
12:1012:40 昼食(サンドイッチ、ゆで卵、茹でじゃが、チョコ) 13:1013:35 休憩〜
14:00 管理事務所〜15:20 分岐〜15:30 ベースキャンプ場 着
       (ハイキング 6時間15分 休憩 1時間20分)    
着後 お茶、スイカタイム 16:30 テントに
16:4017:40 散策 18:2019:00 夕食 (大根サラダ、味噌汁他)   22:00 就寝

                     老牛園子 ベースキャンプ 泊 (3800m)

7月16日

 
 6:00に起床します
 
7:308:00 4階まで登るのも大変なので、荷物を持って食堂に
      パンとコーヒーの朝食が食べたいけど、、、山奥なのでぜいたくは言えない、、お粥で朝食。
 
8:00に集合して、車で移動します。
     ここのホテルは新四姑娘山荘って名前ですが、山奥でしたが、ちゃんとしたホテルでした。
     多分、利用客は日本人ばかり、、、。

 
 
8:20 日月山荘に、日隆の村長さん宅です
    ここはホテルも食堂もあります。ここでスーツケースを預けて、登ります。

    昨日下山されて、ここで宿泊された方は、大姑娘山登頂のこの4日間はずっと雨だったそうです。(-_-;)
    村長さんの息子さんは日本に留学されていて、、、しかも、私の隣の市の大学に、、、
    卒業されて、この秋からAトラベル社の添乗員さんになられるそうで、しかもTさんが彼のお兄さん的な存在で
    非常に良くしていただきました。m(_ _)m    

 
 8:45 日月山荘からは歩きます。お馬さんは私達のテントやの荷物運んでくれてます。m(__)m

 
 
8:50 登山口 手続きをします。
    ここを登るには有料です。 いくらだったか忘れましたが、、(^_^;)
    1グループに付きいくらかと、後は人数割りで支払います。
    そして、ポーターさんやガイドさんを雇って入山します。

 
   大、二姑娘山が見えてます

 
9:15 出発します。体操をして、日隆からの行程を地図で確認します。

 
    麓のホテルやお花畑を見ながら、登ります。

 
    三姑娘山も見えてきました。日隆の街を眼下に見て、、、。

  
    登山道は整備されて、木道が作られて、工事中でした。
    来年は稜線まで、、ずっと、木道かも、、。(^_^;)

 
    昨日見た段々畑もみえてきました。
    住んでる人は、毎日坂を降りたり、登ったり、、kayoさんみたいに足腰が鍛えられる。(^^)v

 
    こんな道を登って行きます
    途中、他の団体さんに出会いましたが、全員、馬に乗って登って行きました。ガイドさんまで、、(^_^;)
    山麓トレッキングのようですが、、。
    他に、たくさんの中国人の方の観光客の方が馬に乗って、老牛園子手前まで来ていました。
    私達は帰りは希望者のみ、馬に乗れましたが、揺られて反対に気分が悪くなるといけないので、
    残念ながら、、歩き通しました。

  
     花はシオガマやタツナミソウ

 
    クサジンチョウゲがきれいです。中が黄色いのや赤いのや、、種類がちがうのかしらん

 
    リンドウにフウロ

 
   スミレにハハコグサ

 
    コウリンカ?マルバダケブキ?に黄色のシオガマ

 
    稜線に出ました

 
   馬が休んでます。
   草は食べるけど、お花は食べないようです。

  
10:1510:30 休憩します。
   お花撮影タイムです。(^^)v、、しかし、かがんで写真撮っては、はあはあ、、息が切れます。

 
     展望もあって、嬉しい。(^^)v 早速写真撮影にせいをだします。

 
   エーデルワイスの仲間、こちらのはヨーロッパに比べて背が高い。
   余り毛の生えてない方のエーデルワイスです。

  
    イブキトラノオの群落です。馬の通る道を登って行きます。

 
     段々畑も同じくらいの高さになりました。ここでも馬さんが休んでます。

 
   シオガマにキジムシロかな、、、

 
11:1511:25 休憩です。右の写真はポーターさんのヤン母さん、民族衣装です。   

 
   小さな池の傍を通り、花園で、、、この時点では2人とも元気一杯でした、、。

 
     思い思いの場所で一休み、、コーヒーでまったりとしました。

 
    ミヤコグサにイチゲの変色??

  
    雄大な景色を見ながら、腹式呼吸をして、登って行きます

 
12:1012:40 昼食はジェノさん特製のサンドイッチにゆで卵、茹でじゃが、チョコが付きました。(^^)v
       ゆで卵は食べたかったけれど、、消化が悪いので我慢して、茹でじゃがを戴きました
       茹でじゃがやサンドイッチが、美味しかった。o(^-^)o

 
     ワスレナグサやカワラマツバに、
     右の花はアズマギク??というよりは、感じがハルジオンとかヒメジオンとかに似ていた。


     こんな素敵な景色の中で昼食です
     ここまで、、どうも中国のレポが進みませんでした。
     今日の山のレポになって、俄然、、やる気に、(^_^;)
     やはり、観光のレポは苦手です。
     景色を見ていても、歩いてみた景色は全然違いますね。(^^)v

 
    さて、また歩き出します、、、が、雨がポツリ、、ポツリ、、。

 
     このあたりからは、道は昨日まで雨が降っていたようで、ドロドログチャグチャでした。
     黄色いサクラソウが道端に咲いてます
     が、お馬さんの足跡が凄い泥の水たまりで、、避けてあるくのも大変でした。

 
13:1013:35 休憩します。
   Tさんがゆっくりめに歩いて下さるので、何とか歩けます。



     シナノキンバイ、少し雨も止んで来ました


14:00 前方に建物、、管理事務所が見えてきました
    先ほどの馬で登られたツアーの方はここで休憩中でした。



    このまま、雨の中歩きます


    ヤクや牛さんが休憩中


15:20 鍋坪平の分岐まで来ました。ここからベースキャンプに少し降ります。


   ベースキャンプが見えて来ました。(^^)v 


    雨も止んで、テントもすぐです


    皆さん、元気にキャンプに入ります。


15:30 ベースキャンプ場に着きました。
    早速、食事棟でお茶とスイカのサービスがありましたが、、果物は怖くてパスしました。m(__)m


16:30 テントに、、私達のテントに入りましたが、、なんと雨でシートが濡れていて、
    座ったら、ズボンが濡れてしまいました。 (>_<)
    早速、シートを拭いてもらいましたが、、なんとなく、じとっとしてます。
    しかも、、フライがしっかり張られてない、、(-_-;)
    テントの中側に風通し窓を縛ったひもがたれ下がっていて、そこから雨水が浸入しています。
    これはテントの外側に出さないとテントの中が濡れてしまう、、。(-_-;)
    やはり、昨日来の雨でテントの地面も濡れていて、テントを乾いてそうなところに移動してもらえました。
    そして、大き目の石を拾って来て、しっかりフライを張りました。これで雨も大丈夫。(^^)v
    私はこの時に、ヘッデンの袋の中に、レスキューシートが入ってるのを忘れていて、
    翌日からテントのマットの上に敷きましたが、これは二人分のマットの広さがあり、濡れなくて便利でした。
    ベースキャンプは海子河(ハイツーコー)の河岸に設定されており、広々としています。
    テントやシュラフは中国のツアー会社が用意してくれていて、寒い人はもう一枚余分に借りてました。
    シュラカバーは自分のを持ってきてましたが、借りたシュラフは合成綿でした。
    自分のダウンシュラフを持ってきたほうが暖かくて、軽くて良かったかも、反省点です。   
    テントは広さが3人用テントで、大体2人で使いました。荷物を置いても、充分2人が寝られる広さでした。
    ここのサイトは私達の一行の8張と他は他のツアーのテントが10張くらいでした。
    全員日本人かな〜。
    隣にもう一箇所、他ツアー会社の同じ様な規模のテントサイト村がありました。
    2009、2010年と四川地震の影響で登山客が減り、今年はさらに東北の震災の影響で登山客が少ないようでした。
    食事は常設の大型のテントで食べる事になっていて、料理は中国人のスタッフが用意してくれ、調理棟もあります。
    ポーターさんは、自分たちでテントを組み立ててました。
    テント村のはずれには、トイレ用のテントが三つ用意されてます。
    途中、川に丸太橋がかかっていて、、夜はおっかなびっくりで行きました。(-_-;)
    テントサイトでは朝、夕とお湯のサービスがあり、ポットに詰めたり、歯を磨いたり、顔を洗ったりしました。
    また、お湯で濡らしたタオルで体を拭いて、さっぱりする事も出来ました。(^^)v
    

16:4017:40 夕飯まで時間があるので、散策に出ます
    阿繍さんは疲れて、テントでお休みでした。
 
    高所では、余り横になると良くないのですが、阿繍さんは疲れて、よく横になってましたが、
    彼女は寝ても、息苦しくはならなかったようで、良かったです。
    しかし、かなり疲れて大変なようでした。


    花の写真を撮りながら、鍋坪平方向に行きます。


    おっと、牛さんたちのお帰りです。老牛園子です。

 
   ヤクさんたちも帰って着ました。


    白いシオガマもあって、青いエンゴサクがきれいでした


    これは??ヤクさんたちが今度は河原に、水飲みか水浴びか、、移動です。


     ヤクさんがいなくなった隙に、花畑でポーズなど、、してみます

 
     牛さんたちやお馬さんも休んでます。エーデルワイス、こちらは毛が密生して方です。


18:2019:00 夕食でした。
    Tさん特製の大根サラダはかつおがたっぷりとかかってました。
    居酒屋風で、(;_;)泣ける程美味しかった。m(_ _)m
    他に味噌汁も、日本からこだわりの味噌持参で、、m(__)m、美味しくいただけました。感謝
22:00 阿繍さんは19時早々に寝てしまいましたが、私は早くに横になると、苦しくなるので
     傍で片付けや写真の整理やストレッチをして、時間を潰して、22時に就寝しました。
                    

   今日は日隆からベースキャンプに行きました
   高山病が心配でしたが、吐き気や息苦しさはありましたが、飲む酸素とコーラで何とか、切り抜けました。
   明日は4500mのキャンプ1まで登ります。どうぞ二人とも行けます様に、、。
   阿繍さんも元気になります様にと、祈って休みました。 

*登山口まで    50分
老牛園子まで  6時間15分 (休憩 1時間20分)   

7月16日    老牛園子 ベースキャンプ 泊 (3800m)
    

   7月17日に続く NEXT


   
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