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海のフライフィッシングを考える(2)

 さて、今回は海のフライフィシングをする為には、どんな道具が必要になってくるのでしょうか?今回は、ロッドについて考えて見たいと思います。

海のメインロッド
 テンリュウ(Fates)6番 海のフライを始めた時に購入した最初の竿。

私の標準のロッド

 海の身近な魚を釣るロッドとして、一本を決めるとすれば、8.5〜9フィート、6〜7番ぐらいのロッドが楽しいのではないかと思います。

私の場合は、9フィート6番の竿が海で一番出番が多いロッドであります。

 この竿で、30cm未満のエバ、20cm前後のコトヒキ、マルやヒラセイゴ、40cm位までのチヌなどを中心に狙っています。

宮崎周辺の昼間の河川、磯、港などで一番よくヒットするのが、この位のサイズの魚です。

 なぜ私の場合、6番が海の標準ロッドとなっているかというと、一番よく釣れる魚のサイズを考えると8番ではちょっとオーバーな気がします。大きくても2番程度のストリーマーを使用する事を考えてもロッドは6番程度ではないかと思うのです。

特にコトヒキなどの浅瀬に居る警戒心が強い魚は、ラインの着水音で逃げてしまう事も多いので、更に番手を落としたいところです。

 6番程度あれば、思わぬ良型の魚にもある程度対応できます。場所が良ければ40cmクラスのエバだって獲れるし、70cmオーバーのヒラスズキでも何とかなります。まあこんな事は滅多にないし、今のところ6番ロッドでどうしようもない大きな魚がヒットした事はありません。

滅多に来ない大物を想定するより、たくさん釣れる小物を中心に考えた方が楽しい釣りが出来ると思いませんか?最初から大きな魚を狙う場合は別ですが・・・。








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ロッドの長さ

 ロッドの長さについてですが、シングルハンドのロッドでは9フィートまでのロッドが持ち重りもせず、振りやすいと思います。10番9.5フィートという竿を振らしてもらった事がありますが、竿が持ち重りする上、キャスティングする時は更にラインの重みが加わります。

シュートの際に手首に力が入らず竿を曲げる事が出来ませんでした。竿が長くなればなるほど、てこの原理で手首に掛かる負担は重くなります。

 高番手ロングロッドは、断然ダブルハンドロッドの方がキャスティングは楽です。

 しかし、海でストリーマーをリトリーブする釣りでは、ロングロッドの有利性はあまり無いと思います。取り回しの良さと、キャスティングの容易さを考えればやはりシングルハンドロッドでは9フィート以下の竿が無難だと思います。

ロッドアクション

8番指定の竿
ともに8番指定の竿であるが性格は全く違う2本。(上Orvis Salt Rodder、下Sage RPLX)

 次にロッドのアクションはどんなロッドがいいのでしょうか?

 一般的には、海のロッドは先調子のロッドが理想的だといわれています。

海は渓流とは違い、風を遮る障害物が少ないので、風が付き物です。

また、思わぬ大物が掛かるかも知れないので、バットが強く、鋭いループを作り易いファーストアクションが良いとされています。

 しかし、これにとらわれる事はないと思います。フライロッドのアクションについては、人それぞれ好みがあると思います。更に、ロッドのアクションによってロッドの振り方は全く違ってきます。

ファーストアクションの竿でミディアムアクションの竿のようにバット部を曲げてロングキャストしようとしてもなかなか上手く行かないものです。多少の慣れが必要になってきます。

 私は、ミディアム〜ミディアムファーストぐらいのロッドが好きです。遠投するときにバットに重みを感じながらゆったりとシュートするのが私にとって一番タイミングがとりやすいからです。

 実際にどんなロッドを使っているのかというと、6番ライン指定の竿は比較的安価な、テンリュウ社のフェイテス(9フィート6番)、オービス社MK?ウエスタン(9フィート6番)などを使っています。

この両者のロッドは、今どきの高弾性のロッドと比較するとボッテリした感じですが、ゆったりと振る事が出来、私にとっては大変使いやすいロッドです。

もう随分前に購入し、かなり酷使され、ヘタっていますが、フルラインをキャストする事も出来ますし、少々の強風でも使用する事ができます。

 8番ライン指定のロッドは、オービス社Salt Rodder、Sage社RPLXを使っています。SaltRodderはオービスにしては先調子の竿ですが、RPLXと比べるとやはり胴調子です。また竿自体が重く、ティップの太さもRPLXと比べると太めです。竿の張りも随分と違います。

私の使用している海の竿で一番ファーストアクションなのが、このRPLXです。Salt Rodderはトルクでラインを飛ばすような感覚、RPLXは張りがあり、軽く、ラインスピードで飛ばす感覚です。

 結局、ロッドアクションは使い手次第といった所でしょうか。先調子のロッドが理想だといっても、そのロッドを使いこなす事が出来なければ、決して快適な釣りは出来ないのではないかと思います。

日頃使用しているものと同じようなアクションを使用するのもひとつの選択肢だと思います。

ロッドアクションと釣り味

曲がる竿は見た目は面白いが釣り味は・・・。

 竿の調子と釣り味について少しだけ述べたいと思います。

 最近はどんな傾向なのかは分かりませんが、ちょっと前の渓流釣りは、番手が低くパラボリックなアクションの竿が流行っていたような気がします。

確かにパラボリックな竿は、小さな魚が掛かっても大きくしなります。見た目はなかなか 面白ろそうです。

でも、小刻みな魚の振動は竿が吸収してしまい、手元には伝わって来ま せん。

 逆に、ファーストアクションの竿は竿先だけが曲がって見た目は楽しくなさそうですが、魚の小刻みな振動が伝わってきます。

これは、大きな魚を掛けた時も同様です。スズキをダブルハンドロッドで釣ると竿だけが曲がります。シングルハンドロッドで釣ると手元にガンガンと振動が激しく伝わってきます。

これも釣り人の嗜好にもよりますが、 私は海の魚は手元に振動が伝わって来る方が断然楽しいと思います。

部品は錆びにくいものを

 私の使っている6番ロッドは、海用に設計されたロッドではありません。しかし、リールシートの部品はアルミで比較的塩水に強く錆びは出てきません。

しかし、中にはニッケルシルバーなどの部品が使われているものなどは、海で使用するとすぐに錆びが出てくるものがあります。出来れば錆びに強い部品が使われているものを選ぶ必要があるかと思います。

 また、海用に作られたロッドは、ガイドを止めているスレッドのコーティングは、ボッテリと厚くしっかりと仕上げているものが多いようであります。薄く繊細に塗られているものはどうしてもガイドの付け根に海水がしみ込み、錆びが出てくるものが多いようです。

まとめ

 身近な海のフライフィッシングを楽しむ為の竿は、小物中心の場合は6〜7番、スズキ、ヒラスズキは8番以上を。

 ロッドの長さは、シングルについては9フィート以内が使いやすい。

 ロッドアクションについては、好みで良いが、ファーストアクションのロッドは風に強く、釣り味も良い。

 部品は、錆びに強いものがお勧め。

 こんな所でしょうか?







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| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=43 |
| 釣り::釣り方 | 2006/01/31, (Tuesday) 06:36 PM | comments (0) | trackback (0) |