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海のフライフィッシングを考える(1)

メジャーになりつつある海のフライフィッシング

 フライフィッシングを始めた頃といえば、渓流魚を相手にする人がほとんどでした。最近は多くの雑誌、流行のBlogなどで海のフライの記事があふれています。その当時には、考えもしなかった事です。

 宮崎でも海のフライをする人は増えて来ました。昨日も磯釣りに行った会社の人から、フライを振っている人を見かけたので私かと思い電話が掛かって着ました。

 海のフライを始めた当時は、釣り場でフライを振る事はかなりの勇気が必要でした。

フライフィッシングの存在すら知らない人が多かったし、釣りをしていても好奇の目で見られたような気がします。「そんなもので何を釣っているのかね?」とか「ルアー釣りかね?」とかいう質問が多かったです。

またフライフィッシングの存在を知っている人でも、ヤマメなどの渓流魚のみを釣る方法と思っている人がほとんどでした。

 最近は、海のフライフィッシングをする人も増え、海でフライを振っていても「スズキ釣りかね」、とか「エバ狙いかね」とか具体的な質問が多いです。年配の方でもフライフィッシングを知っている人は多くなりました。

海のフライフィッシングは普通の釣り

 とは言え、海のフライフィッシング人口はまだまだ少ない為でしょうか?特別な釣りだとか、なかなか釣れないマニアックな釣りだとかいう認識が、一部の海のフライをする人の中にもあることは事実です。

 しかし、海の対象魚を毛鉤で釣る釣りは、日本の釣りでもバケなどでスズキや青物などフィッシュイーターの対象魚には使われています。道具こそ違え、毛鉤で海の魚を釣るのは特別な方法ではなく、日本でも昔から普通に行われていた方法です。

 以前は、職場のすぐ近くにヤマメの居る美しい川があり、身近な対象魚はヤマメでした。しかし、海の近くの職場に転勤してからは、海の魚がごく身近な対象魚です。

職場から10分も車で走ればエバやセイゴが狙える場所がありますし、20〜30分も走れば、ヒラスズキなどが狙える磯があります。私にとって、海のフライフィッシングはごく普通の釣りであります。

 日本は海に囲まれています。渓流魚の住む川の近くに住んでいる人より、海が近い平野部に住んでいる人の方が圧倒的に多い筈です。ですから、これからもっと海でフライフィッシングを楽しむ人達が増えてもおかしくはないと思うのです。






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海のフライフィッシングは釣れるのか?

 フライフィッシングで、初めてヒラスズキを釣った当時は、本当にフライで釣ったのかという話が度々ありました。ルアーの知り合いからもそんな話は随分と聞かされました。

しかし、ヒラスズキをバケで釣る人が居るのだから、フライで釣れない筈はありません。ちゃんとスズキバケという名前まであるぐらいですから・・・。

 海のフライ釣りは、ルアーや餌釣りと同等か、上手く行けばそれ以上の釣果がある事もあります。

 確かに、フライフィッシングでは、キャスティングに限界があります。実際の釣り場では投げても30m以内です。それ以上キャスティングできる腕があったとしても、リトリーブしたラインの処理などが厄介になってくるでしょう。

でも、ブン投げた方が釣れるかといえば決してそうではありません。ほとんどの魚は25m以内でヒットしてきます。

 例えば、ある浜でエバ釣りをした時の事でした。ルアーや餌釣りの人たちは、フライでは到底投げられない距離を投げ、エバを釣っていました。その状況を見る限り、フライでは到底太刀打ちできないように思われました。

そんな状況でフライを振って見ました。ルアーの半分の距離も投げていないフライにも以外とたくさんの魚が釣れたのです。場所によっては、以外と岸寄りまで魚が回遊していたようであります。なかには波打ち際でのヒットもありました。

 また、フライフィッシングは、後ろ側にもかなりのスペースが必要になってきます。9mのシューティングヘッドを使用した場合でも12〜13m位のバックスペースは欲しい所です。

でも、わざわざバックスペースの取れない場所で釣りをするよりも、いくらでも釣りが出来る場所はある筈です。バックスペースが取れる場所で、良さそうな場所を見つけて釣りをした方が楽しい釣りができるでしょう。

 フライフィッシングで苦手とする所は、深い場所を探る事です。特に流れのある10m以上の場所は、決して快適にフライフィシングができる場所ではない事は確かであります。

港湾などのケーソンなどの障害物の深場にピッタリと付いているスズキなどは、フライが沈む前にラインが流され、思った場所をトレース出来なかったり、最悪は、ラインが流され障害物に引っ掛かってしまいます。

 でも、活性の高い魚は、表層や浅い場所に出てきて盛んに餌を捕食しています。幸い宮崎周辺の岸釣りでは浅い場所が多く、フライフィッシングにはとても有利な場所でもあります。深場の攻略で頭を悩ます事はほとんどありません。

 フライフィッシングでは、フライは大きい程または重い程キャスティングは困難になって来ます。逆に小さいフライはキャスティングは楽になります。

ルアーでは釣りにくい小さな魚や、活性の低くルアーをなかなか追わない魚でも小さなフライを使う事によって、ルアー以上の釣果を得られる事もあります。

 要は、フライフィッシングの特徴を理解して、上手くその特性を生かせれば楽しい釣りが出来るという事だと思います。けっして、餌釣りやルアー釣りより釣れない釣りでは無いと思います。

 次回は、海のフライフィッシングにおけるロッド(竿)について私の考えを述べて見たいと思います。





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| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=42 |
| 釣り::釣り方 | 2006/01/29, (Sunday) 04:21 PM | comments (0) | trackback (0) |