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川スズキに熱中した日々(6)

同じポイントに通ってから2

 同じポイントに通っていると、その何処にたくさんの魚が居るのかが分ってきます。通っていたポイントは、川の真ん中に中州があり、その両側は浅く、流れの速い瀬になっています。

 このポイントのいろいろな場所を探って見ると、一番魚のアタリが多い場所は、その中州で二分された流れが合流した部分である事が分って来ました。特に、中洲の下流の2つの流れの間の緩流帯に集中していました。

水深は両サイドの流芯と比べるとかなり浅い部分です。

渓流のヤマメが定位していてもおかしくないようなポイントです。多分この流れの緩い部分に定位し、弱った魚の流下を待っていたり、瀬に居る魚を狙っているのではないかと思っています。

 現にこの両サイドの流芯をすごい勢いで魚を追いかけるスズキの姿を何度も目撃していました。

 この部分にフライを一流しすると、アタリが必ず数回はありましたから、かなりの数のスズキが定位しているはずです。

 もちろん、そのほかの場所でもスズキのライズはたくさん見られたのですが、フライではなかなかヒットしない場所もありました。

 特にその中州の下流にある、流れの緩い反転流で盛んにライズしている魚は、魚を追いかけながら移動している為か、流れが緩くフライを見破っているのかは分りませんが、一向にヒットしません。一生懸命フライを振っているすぐ横で、平然とライズしているのです。

 水の流れが速い方が、魚をだましやすいということでしょう。これは、その外の魚釣りにとっても一緒だと思います。{:rn:}

アカショウビンさんとの釣り

アカショウビンさん

 その当時良く通っていた釣具店で、アカショウビンさんが川のスズキを釣るために宮崎に来られるということを聞き、その場所を案内する事になりました。

 ダブルハンドロッドにフローティングライン、確か白いストリーマーだったと記憶しています。

この場所の一番良くヒットするポイントで釣ってもらいました。

前日の雨で条件もいいし、昨日の釣りでかなりの魚が居る事を確認していたので、簡単に釣れるだろうと安心していました。

ところが、なかなか魚のアタリが無いというのです。もう周囲が明るくなり、一番釣れる時間帯になっていました。

 試しに私がフライを流して見ると、何度もアタリが出ます。アカショウビンさんと私の釣り方の違いはラインにありました。アカショウビンさんはフローティング、私はインターミディエイトのラインを使っていました。

 フローティングラインだと、流れに引っ張られるとフライは、完全に水面に浮いている筈です。水が濁っているため、多分定位しているスズキの目の前をフライが通過しないと、反応しないのではないかと思いました。

 そこで、少しでもフライを沈める為、ティペットを今までより長めに取り、再び釣りを始めました。

すると、アタリが出始め、小さいながらもスズキが釣れたのです。本当にほっと胸をなでおろしました。

 この出来事で、また新しい発見があったのです。同じ釣りばかりしていてはこういう発見はなかったでしょう。

 川のスズキも、ヤマメと同じく魚の付いている場所を想定し、その場所にうまくフライを流し込まないと思った釣果を得られないようです。

場所だけでなく、ほんのちょっとした水深の違いが釣果に大きく影響することも分りました。

(続く)








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| 釣り::回顧録 | 2005/07/06, (Wednesday) 10:50 PM | comments (0) | trackback (0) |