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ベイト
 ルアーフィッシングや、フライフィッシングに関する本や、雑誌を見ているとやたらと横文字が多い。

この手の釣りに興味を持ち出した頃は、よくルアーやフライの雑誌を見ていたが、大雑把で、細かいことを気にしない性格の私は、訳のわからない横文字は、前後の文脈からなんとなく理解する程度の認識しかしていない。分からない言葉が出てきても辞書を引くなんて面倒な事はしないのである。

 ルアーなんかの記事や、釣り人同士の会話の中によく出てくる言葉に「ベイト」というのがある。例えば、スズキ釣りの話のなかで「港の中にベイトがウジャウジャいるんだけど、魚は全く釣れなかった。」とか、「ベイトが突然逃げ惑い・・・。」とかいう使い方をしている。

そういう表現から、私は「ベイト=小魚」という認識が頭の中に勝手に出来ていた。


 以前いた会社に、オーストラリアから来た人が就職してきた。奥さんは、日本人であったが、私と一緒で勉強ぎらいなところがあって、日本語は日常会話が少々出来る程度であった。私も英語はほとんどわからないので、難しい会話がなかなか成り立たない。

彼は、いつもバッグに辞書を持ち歩いていた。分からない言葉があると辞書を私に差し出す。私が辞書を引き、これこれといって見せる。彼は日本語の文字が全く読めなかったので、辞書を引くのはいつも私であった。









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 彼は釣りに興味があり、休みの日には時々釣りに行っていて、よく釣りの話で盛り上がった。横文字の多い釣りをしていたお陰で、釣りの会話の時だけは、あまり辞書を引かなくても良かった。

 ある時、80?のヒラスズキが釣れたという話をすると。「ドコデツレタノ?オレモイキタイ。Bait fishingデツッタノデスカ? Baitハナニデスカ?」と聞いてきた。その質問を聞いた時、「ベイト=小魚」というのはちょっと違うのでは?と思い、辞書を借り「bait」を引いてみた。

すると、「bait=餌」と書いてあった。なるほど、彼は餌は何かと聞いていたのだ。その時はじめてベイトの意味が分かったのである。

 という事は、前述の「ベイトがウジャウジャいた。」という表現は間違いではないが、あまりに曖昧な表現だと思いませんか?スズキのベイト(餌)は、魚以外にゴカイや、エビ、カニなどの甲殻類なども食べるので、一体何が港の中にウジャウジャいたのか分からない。

小魚がたくさんいたのか、それともゴカイのバチ抜けかも知れない。釣り人としては、一番そこが知りたいところでもあるのだが・・・。


 フライフィッシングを始めて10年以上になるが、まだまだこのような自分勝手な解釈で、間違った認識をしている言葉があるかも知れない。






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| http://doratomo.jp/~flyfishing-shiki/note/index.php?e=2 |
| 釣り::その他 | 2003/05/19, (Monday) 07:09 PM | comments (0) | trackback (0) |